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監督  ミッシェル・アザナヴィシウス
出演  ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロンウェル、ペネロープ・アン・ミラー

静かな映画でした。
でも、なんだか思い出すものが多くて…それはそれで心のざわめく映画でした。
クラーク・ゲーブルを懐かしく思い出し、フレッド・アスティアやジーン・ケリーを思い出し…ああ、あの女優さん…大きな笑顔で笑ってタップふんで…なんて…。
非常にシンプルな男と女のラブストーリー。 筋書きはどうでもよかったんだろうな。 あり得そうに普遍的で男は男らしくて女は女らしくてハッピーエンドで。
脇の人も、クロンウェルさんの運転手の佇んでいる姿とか…犬の名演とか…主人公のすさみかたのオーソドックスさとテープを抱いてる未練とか哀愁とか…女性のべたな見守り方とか…意外性は一つもないけれど…それだけに素直に見いったのかも。
唯一つ、あの女優さん、トーキーで大女優になる程の魅力があるかなぁ…?
ほくろの魔術は…昔…誰だったっけ…あったわねぇ…えーと、あれは…ってな具合に…何もかもが懐かしいセピア色に包まれた私でした。
見終わった気分がとてもよかったのです。

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