キリマンジャロの雪
映画タイトルINDEX : カ行 5月 28th, 2013キリマンジャロの雪 [DVD] ジャン=ルイ・ミレシ紀伊國屋書店 2013-02-23 売り上げランキング : 22299Amazonで詳しく見る by G-Tools |
監督 ロベール・ゲディギャン
出演 ジャン=ピエール・ダルッサン、マリアンヌ・アスカリッド、ジェラール・メイラン、マリリン・カント、グレゴワール・ルブランス=ランゲ、アナイス・ドゥムスティエ
私たちより、少しだけど若い…年輪では私たちの方が永いのよねぇ…夫婦を続けた年月…と思いながら見ていた。 こんな風にお互いを信じているだろうか?
連れ合いが決めたことをこんなにもしっかり受け入れることができるだろうか? 否そもそもお互いの結論がこうなるとあらかじめ覚悟できるだろうか? そしてそのままそれを自分の結論にできるだろうか?
この夫婦もここまでに夫婦としてそんなに試練にあっているとは思えない。 そこそこ問題はあっても子供は育ったし…リストラには自分の既得権を行使しないで公平にやるだけの経済的そこそこの基盤もできていたし…なのに?
理解をする資質。受け入れる寛大さ。それを生み出す愛情?
確かにそこにこの映画の受け入れやすさ…感動を生み出す源がここにデンとある。
だけどフランスも…? そうだろうな今のヨーロッパの病巣は…と思わされもした。
もっとも日本も同じところに来ている。赤字を考えればひょっとしたらもっとひどいのかも…いや多分ひどいはずだ。
リストラのくじ引きに自分を入れたというだけの正義では救えない人々が…もっと下積みになってあえいでいる人たちがいる社会で…その正義は自己満足に過ぎない。たぶんこの映画を見に来た大多数の女性たちはこの正義の元にもいない。
人ごとだろうと思う…つまり私のことなのだけど…。 私たちはもう社会を支え終えたのだから…することはして義務を果たしたのだから…何とかこじんまりためたお金でその範囲で人生を穏やかにおえられたら…。でも人生まっただ中でまだあがかなければならない人たちが当然いるのだ。 とりあえず?そっちを支えられる社会の為に一肌脱ぐのが本当だろう…と、思いながら…で、何をどうしたらいいの?
古くなっちゃったけれど、記録してあったからアップしておこう…と。
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