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監督  マキノ雅彦
出演  西田敏行、中村靖日、笹野高史、長門裕行、岸部一徳、
六平直政、柄本明、塩見三省、平泉成、堀内敬子、前田愛、梶原善

正直俳優さんの顔ぶれを見たら、これはアタリかハズレ、どっちかに思いっきり転ぶんだろうな・・・と思いましたね。コレだけ個性的で上手いけれど灰汁もあるっていう俳優さんのオールスターみたいだもの。
触発しあってやりすぎ状態に落ち込むんじゃないかって。
ところが、コッチも素直な旭山動物園応援団!気分で見に行ったからか?凄く素直にケレンみも全くなく出来上がっている映画だ!と感動してしまったのです。いやー、嘘みたい!人間素直が一番お得?
昨年のことですよ、旭山動物園をようやく見に行けたのは。そしてまさにご多分に漏れず?旭山動物園ファンになって帰ってきましたものね。見せようとして工夫してくださった殆どの物をちゃんと見て帰ってきました。白熊君だけがびっしょり濡れた身体で陸上散歩中で帰るまでにとうとう水に入ってくれなかったのだけが残念でした。この動物園の規模の小ささがこんなに生きるなんて、まさに弱点を最大の武器にしたわけです。
動物の餌の時間の表示を見ながらその展示室まで、その時間にすぐに駆けつけられる広さなのです。上野動物園で猿舎から白熊舎まで行こうとして御覧なさい?何分かかるか。
そこへいくとちょっと坂道にはぁはぁしても、気がついてから慌てても、ちゃんと間に合ってたどり着ける広さで、しかもその見せ方、説明・・・なんと!物慣れてドウドウたるものでした!
このようになってから何年になるのですか?えー、もう十年になるんですか?たいしたものですねぇ!って感じで、頷きながら映画自然に見てしまいました。
こんなで、動物園そのものがあんなに素晴らしいのですから、映画も良くなるに決まっています!っていう映画でした。ハハハ・・・子供に還れますよ。
俳優さんたちの力量に因るところですね。大体今そこにいる人物を演じてしかもその俳優さんそのままの顔をそのまましていて、しかもその人らしく見せてしまうなんて・・・なんとも難しいことでしょうに? って、私の言っていること判りますかね?俳優さんがあの西田さんまでもが、本当にそこの人で、行けばそこにいそうなんですもの。おかしくなっちゃった!ってことで、お薦めできる映画だと思うんですけれど・・・それでもやっぱり「いい、行かない」と父は言いました。

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