ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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監督  スティーヴン・ダルドリー
出演  トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ジョン・グッドマン、ヴァイオラ・ディヴィス、ジェフリー・ライト

これはまた…東北の震災の後で…これをタイムリーというには気が引けるのだけど、心の中心を直撃されたような…痛さを感じさせられた。
親が子を失う悲しみに勝る悲しみは無いと思い、子が親を失う不幸に勝る不幸は無いと思う。
この映画が心を打ったのはこの少年のひたむきさだろう。
が、冒頭父と息子のふれあいーゲームーとかを介した日常の濃密な関係が描かれていてそれが醸す不思議さが…納得がいった頃には、この少年の虜になっていた。
この障害についてほとんど知識はなかったが、その息子に対する父親の知的で愛情あふれるスタンスの見事さが又心を打つのだ。 仕事に忙しいこの年頃の父親としては最高の父親ではないか!
それが描けていたからこそこの少年が秘めた心の一途さ、必死さが理解できるのだ。
人は人と触れ合ってこそ、かかわりを持ってこそ成長していけるという当たり前のことが改めて胸を打つ。
祖母、間借り人の老人、訪ねていくロードで出会う様々なブラックさんたちとその周辺の人々…誰もが彼を労わるわけではないけれど、会話し接触することで彼の世界は確実に広がっていく。 守ることでは守りきれないということを見せてくれる母親のスタンスもまた素晴らしい。
これは素晴らしい愛情を持った両親の記憶でもあったし、その羽の下で大きく羽を広げることを悟って育っていくこの話でもあった。
こんな親で会ったらよかったのに…反省も込めて、感嘆し、感動し、あらゆる不幸に立ち向かいながら育っていく多くの子供たちに幸いを願った。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

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監督  フィリダ・ロイド
出演  メリル・ストりープ、 ジム・ブロードベンド、オリヴィア・コールマン、アレクサンドラ・ローチ、ハリー・ロイド
久しぶりの試写会での映画鑑賞でした。
東京へ来てから当たらないので、あきらめています。
サッチャーさんは本当に私たち世代には印象の強い方です。 フォークランド紛争の時にはまさしく鉄の女を実感してニュースに映る素晴らしい上方のブルーの服の彼女を見ていた記憶があります。 最近アルツハイマーのニュースを見て、レーガンさんといい、あんなに大変で権謀術数頭を使いまくっていた方がこんなことになるのかと思うと暗澹としましたね。 つまりアルツハイマーは脳血管とか普通に言う痴呆症とかとは違って?若い方にもいますし、一番宿命的なという気がしてしまいます。 あんなに気力を感じさせた人だったのに…とお気の毒な気がします。
さて、この映画ですが、映画そのものは夫とのコミュニケーション以外は家族の描きこみ方も少々物足りなくて、政治家としての彼女ののし上がり方も描きこめていなくて、何で彼女はああいう政策をとったのか?こういう政治家としてなぜ今評価されている…とかと、話的には非常に食い足りなくて…だけどそれを補って余りある程メリルさんの演技力は見事なもので、完璧に圧倒されました。
ただ似ているというだけでなくて、今と過去が交差するその振幅の大きさを見事に表現して今の悲しみを…勿論それを本人がどのくらい感じているのかはともかく…
見るものに人間の一生の花と終焉を痛々しくm辞せ付けてくれました。
これはメリルさんの演技の力意外の何物でもなく…そういえばこういう感じは以前、エド・ハリスが演じたポラックでも感じたなぁ…と、思い出しました。
物語に溶け込む演技もあるのでしょうが、こういう演技力そのものが主役になったような映画もそれはそれで迫力を感じさせますねぇ…。俳優さんはこういう映画に出られたら冥利に尽きるのではないか!と思いましたね。

マザーウォーター

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監督  松本佳奈
出演  小林聡子、小泉今日子、市川実日子、加瀬亮、永山絢斗、もたいまさこ、光石研、

見落としていたので、リバイバル上映を見つけて見に行った。
小林さんも好きだけど、もたいさんの醸す空気が何とはなく好きだ。
だから…何気なくだけど?もたいさん出てたなと後で気づくことがある映画…結構見ている。 小林さんは映画では3作くらいだけど、もたいさんは思い付くだけでも数えてみると10本近くの映画に顔があったような…。  でもその中で最高なのはやっぱり「かもめ食堂」と「トイレット」だね。  このお二人に加えて加瀬君だから見たいな。でも監督は知らないんだよね。見落としていると言えば「めがね」もだし「プール」もだし「東京オアシス」も何だけど…。出演者が重なっているのでみんな同じ監督の一連の作品のような気がするのだけれど…監督は違うんだねって改めて気が付いた。
この作品の時間の流れとか人間の関係とかなんとなくいいんだけど…いいなぁ…って心では思いつつ…現実にこの空間では私は優しい息ができるとかって幸せなことにはならないんだろうな…と頭の片隅では分っている。 この空気の中で生きるためには時間と空間と距離の3次元での呼吸の仕方の達人にならなければなぁ。
羨望はあっても達人になるしんどさを考えてしまう。 私は俗人中の俗人でもっと饒舌な世界でしか生きられないよーということを再確認してしまった。
でも、映画の世界で眠たいような温度に浸るひと時はそれはそれでいいのよねぇ…だからそれなりにこの世界のファンはいるわけで? 似た空気感ではあっても、ただ監督が違うと映画の質の密度に違いは感じるなぁ…好き好きだろうけどね。 舞台は京都、昔の水の都、私が住んでいたころは有名な井戸はずいぶん枯れていたけれど…それでもまだいい水のおかげで美味しいものがいっぱいある。 その都でのお豆腐屋さん以外の生活、西陣とかあのあたり以外のところでのお風呂屋さん意外は…生活していかれないだろうなぁ。 あああこんなことを考えてはこの映画の空気は楽しめないよ。世知辛いなぁ私って。いやだ!

ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル

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監督  ブラッド・バード
出演  トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、ポーラ・バットン、サイモン・ベッグ、レア・セドゥー、ミシェル・モナハン、トム・ウィルキンソン、ヴィング・レイサム

うちの旦那はこんな映画見るはずないと思っていたんだけどねぇ…「見に行こう」って。「へぇ~」と思ったけれど、いつもこの手の映画を一緒に楽しむ友人が「お姑さんが危篤で暫くは映画に行けそうもないので行って」というので…わたりに舟。
旦那が楽しんだようなのが一番の驚きだった!
そこで…プロトコルって?…この頃映画の邦訳の題に手抜きが増えている?ないしは英語が日常語化している?せいか…不親切極まりなく…おかげでまた一つ覚えた。
「プロトコル」=外交・外交儀礼・規定・議定書等…だって?
さて、映画、
私はスピード感にあふれ!正義が横溢する???ヒーローもののアクションが大好きだ。 気を張らずに楽しめるからだけれど、どうも子供の時の鞍馬天狗?ハリマオ?から引きずっている私の子供時代の名残のしっぽみたいなものかもしれない。
大体あの「…消滅する」ってTVドラマの時から好きだったんだから、それが劇場で大幅にスピードも背景も物語もバージョンアップしたこの映画を素通りはできないに決まっているジャン?!
そんなわけで、CMのドバイの摩天楼からしてわくわくしていたんだけど…背景とアクションだけでなく物語もちゃんとそれなりだったよ。
もっとも旦那はあの女性は誰だ、誰だ?といたく相棒がお気に召したらしいけど。
私に言わせればせっかくのあのミッション、チームをもっと楽しませてもらいたいね。 いいチームの楽しみって別格なんだよ。 ジョナサンを戻して!とぼやかざるを得なかったところがマイナス点ですよ。 トムは頑張っているけれどやっぱり年取ったなぁ…と思ってしまうのが悲しいけれど、それでもあの走りを見ていると嬉しくなっちゃうのよね。まだいける! 初めて見た旦那は変な走り方?にあれで速いのか疑問に思ったようだけど…。 お決まりは大事なの。

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マネーボール

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監督  ベネット・ミラー
出演  ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ケリス・ドーシー、クリス・プラット、ロビン・ライト、クリス・ブラット、スティーヴン・ビショップ
読売何とかという集団がドタバタ見苦しい今、この映画を見るとは…なんだか悲しいですよ。 でもこの映画は清涼剤になりますね。 野球に情熱を持っているのですから。 名選手が名監督になるとは限らないように?ダメ選手が名監督にならないとも限らない!
実話だそうですが…アメリカの野球はひところ野茂さんが出ていた時だけ夢中になってみただけでたまに向井さんのメジャーが大好きみたいな記事を拾い読みすることはあっても…あまり見ない私としては…へーこれ実話ですか?と、いたく驚いたのですが…そういえば知っている選手の名前もあったなぁ…。
頭って使うもんだね?なんて今更ながら…スポーツの世界にもやっぱり頭なんだ!
そういえば智将という人々にはいい言葉がありますよね。ああいう言葉は筋肉から出るわけではないんだ…なんてね。たぶん頭の中の筋肉からなんだろうけれども。
スポーツ選手の中には長嶋さんタイプも王さんタイプもあるように? 監督にも落合さんタイプや野村さんタイプや、いろいろあるように? その監督や選手よりも必要なものがあったのかも?って思ったかも。 つまりこの映画でゼネラルマネージャーって仕事が少しわかったかな。
ブラッドのビリーはピーターを理解し使いこなせたことが智で、その彼を使い続けてくれた球団が又金欠で仕方なかったとしても智! ゲームには理論があるんだってことが…本当なんだって思えた映画。面白かったな。
でもその智は為末さんとか朝岡さんとか室伏さんとか陸上のアスリートたちが漂わせる智とは全く別物だったけど。…私はどっちかっていうとあっちの方に惹かれるのだけど。なんというかストイックさ?
ブラッドがきれいだったけど、あの行儀の悪さは何とかならなかったのかなぁ…と、私にはその傷が痛い。

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ミケランジェロの暗号

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監督  ヴォルフガング・ムルンベルガー
出演  モーリッツ・ブライブトロイ、ゲオログ・フリードリヒ、ウド・ザメル、ウーズラ・シュトラウス、マルト・ケラー、ウーヴェ・ボーム、ライナー・ボック、メラーブ・ニニッゼ

知らない俳優さんばっかりで、しかも妙に地に足の着いた?俳優さんばっかりで…こんなに楽しめるとは!
最近のナチを扱った映画には妙に秀作が多いので! 何でそうなのかは…やっぱり戦後何年だ…?60年過ぎたんだ!って感じでしょうか。 私の年齢そのものが戦後史ですからね。 すこし距離をとって物語にできるようになったってことでしょうか。 一味スパイスを利かせて? で、これは終わってみれば、カタルシス満点! 主人公と一緒にニヤリ!と笑って映画館を後にできるという優れものでした!
やったね、ヴィクトール!
お坊ちゃんだった彼は人にも自分にも甘い、気持ちの良い若者だったけれど、あの時代を通して成長して?これがつらい処よね。辛くならなければ生長して生きていけなかった時代! 甘い優しい人間で一生を送れればそれに越したことはないのに。そうはいかなかった時代があったのね。今は我が国は戦争はないけれど…いつしかやっぱりお人好しで人を信じるだけでは生きていけない時代に入っているようなのが悲しい…なんて脱線して考えてしまっていた。
お父さんの人を見る目の確かさ!世相を読みとる力!
流石ユダヤ人!なんて感心の仕方はまずいかな?でも長く一線で家族一族を保ってきた男の目は確かだった。ヴィクトールは父を失ってしまったけれど、母を助け出すことには成功したんだから…そしてあの絵も。
あの恋人の心は結局永遠に謎かもね?ヴィクトールが満足して理解していればいいのかもしれないけれど。女は強くてやっぱり弱いのか弱くてやっぱり強いのか?
一番の謎は女心かも? でもあの翻弄されたナチの男どもには…笑えて…溜飲が下げた! 日本があのドイツと共和条約を結んでいたなんて思い出したくもない。

ヒアーアフター

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監督  クリント・イーストウッド

出演  マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア、     ブライス・ダラス・ハワード

 

感想をアップする前に、東北関東大地震が起こってしまい、この映画の上映が中止されたようだ。 だから迷ったが、これはもともと私がノートに着けていた感想録を自分の記憶用に書いているものなので載せておこうと思う。 

イーストウッドさんの長い映画人生はどんな映画で締めくくられるのだろうという興味はどうしてもあるので、彼の映画は見ずにはいられない。出演していてくれればもっといいのに…と思っている。しかしこの映画はTVなどで流される広告を見ていると…超能力者とあの世を見てきた異常体験者?…怪しげな映画になりそうな危うさがあるような気がして、見に行く姿勢としてはちょっと引けていた。コナン・ドイルの晩年とか…アガサ・クリスティの作品の霊能者とか降霊の集まりとか…あの頃ってそういう流行?があったのかなぁなどと思うけれど…なんで今?みたいな。でもだから今?なのか、とも思ったり…(なんでか)霊能者の青年と、死後の世界を垣間見てこの世に戻ってきた女性と、頼り切っていた双子の兄を突然亡くした弟と…。それぞれ全く違う状況下にあって、本来なら接点のあるはずのない3人の人生が、ある時偶然交差したからドラマになったのだが…はたしてその出来事に神か霊か何かの力が働いたとして、それは運命と言えば事々しいが、偶然と言えばみもふたもない。3人が3人、ともに出会いによって癒されたというか、生きる力を得たということで、だからその偶然がドラマになった…ということだな?と理屈っぽく思ってみた。 すべての小説や映画は出会いのドラマだともいえる。時と人が、人と人が、何かと何かが。 そういう意味では間違いなくこれはドラマだけど…と、なんだかまだ憮然と思っている。マットさんがどんどん人の好い気の弱い中年の男の体になっていくようで…妙に心配。

マイレージ、マイライフ

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監督  ジェイソン・ライトマン
出演  ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、ジェイソン・ベイトマン、ダニー・マクブライト、メラニー・リンスキー、エイミー・モートン、サム・エリオット、J・K・シモンズ  

                                                                 

見終わって最初に思ったのは「いや、女は強いわ!」だった。
ジョージ・クルーニーの演じるリストラ宣告人ライアンは自分で選び取った自分の人生を支配していると思っている。 だから講演も楽々自信たっぷりにこなすし、キャスター付きの機内持ち込みバックに入るものしか背負わない人生を生きている。 家には何も無いし、家では精彩も無いし、家族の中にいても異分子だ。
世の中には似たような人生を送る女性も当然?居て、そういう女性と都合のいい付き合いは受け入れる。 映画冒頭実キャリーバックを軽々と転がしながら、実に軽やかに楽しそうに生きているこの男・女が不思議なもののように思えた。
それでもそのリストラをメール1本でしちゃおうという女の子が現れた途端に彼は旧世界の住人に見えてくるから不思議。
世の中はどんどん乾いて、痛々しくなるんだ・・・という実感まで感じてきてしまった。自分の仕事がリストラされそうになって彼が始めて人間らしく見えてくる。 実際泰然と自分を肯定しまくっていた男がうんざりしながら大卒の有能な女の子を意外にもウェットな世界を連れまわるのだ。 マニュアル通り非常に解雇宣告をしていた男が、人間に向き合うことの大切さをまるで教えているかのような?おかしくも彼にとっては理不尽な?シチュエーションに身を置く事になる。 そして当然彼は・・・ま、他にも親族の問題が重なってだけど・・・初めて人と向き合う事を考えはじめる。・・・とまぁこういう物語。
つまり、彼は老いて、若いためらいの無さの前で疲れたのだ・・・多分。 しかし、思い切ってウェットになり他人との未来を考え始めた時・・・皮肉だよね? ヴェラはもっと先に人生を割り切ってものに?していたのでした!・・・と、まぁ思えたわけですが・・・で、女の方が現実を把握しているのかも・・・です。
ヴェラになれる人は多分ほんの一握りだろうけれど・・・かっこいい!と思っちゃう危なさがあります。 ヴェラを演じた女優さん若かりし頃の岸田今日子さんを思い出させるような風貌なのですが、実に雰囲気があって、カッコイイのですよ。 うん、そう、こんな人生やってみたいなぁ・・・
で、ジョージ・クルーニーさんハンサムだと思いますがイマイチ大好きとはいきません。それでも見ていると本当にいい笑顔持っているのねぇ・・・と、負けそうになります。 だから人生まだまだこれからだし、選べるのよあなたは!と、言ってあげたくなっちゃった・・・笑顔、そう笑顔は大事!

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マイケル・ジャクソン THIS IS IT

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監督  ケニー・オルテガ
出演  マイケル・ジャクソン

これを今私が見られる訳は十分に分かっていますけれど・・・それでも本当に惜しまずにはいられません。残念で残念でなりません。
もう彼がこの舞台をすることがないなんて思えないのです。
これだけ元気にというか、ちゃんと立って見事に歌って踊っているではありませんか?
多分この舞台が成功していたとしても、行われたとしても・・・私には見る術が無かったものが見られたことに驚いています。それが嬉しいこととは思えないのです。見に行ったくせに!
昔エルビスの最後の映画を見に行ったことがありました。劇場は立錐の余地も無いほどに満員で、ぎっしり詰まった立ち見の人の頭のすき間からようやく見たのでした。多分あの時もいろいろな幅広い年齢層の人たちが来ていたのだろうと思いますが、今度の満席の劇場にも私の隣の幼児連れの外人夫婦から私よりかなり年齢の高そうな人まで本当に様々でした。
小さなすらりとした黒人の可愛い坊やの歌い踊る姿は今も鮮やかに覚えています。あれから色々なことがあった後でこの映像で見るマイケルは年齢をちっとも重ねていないように若々しくすらりとして優しげに変わらぬ声で変わらぬ姿で踊っているように思えました。
あれが本当の舞台になったらどんなに素敵なものになったんだろうと・・・本当に残念です。いつかあの実際の舞台の映像が見れる事を楽しみにしていたのに・・・。冥福をお祈りしています。

湖のほとりで

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監督  アンドレア・モライヨーリ
出演  トニ・セルヴィッロ、ヴァレリア・ゴリノ、オメロ・アントヌッティ、ファブリツィオ・ジフーニ、ネッロ・マーシャ、アンナ・ボナイウート、アレッシア・ピオヴァン、マルコ・バリアーニ

非常に混んでいました。一回目は20分前に劇場に着いて、チケットは既に売り切れ。二回目のチャレンジで1時間前に着いて「前方二列目しか空きはありません」でした。
ですから好奇心と期待はいやがうえにも・・・という心持で臨みましたが・・・う~ん、どうだろう?
面白かった?と聞かれれば、好き好きだろうけれども盛り上がって面白い映画とはいえないね。と、答えられるでしょう。
それで好き?と、重ねて聞かれたら?これも答えは「微妙」です。
楽しい映画ではなかったし、犯人逮捕までのサスペンスも無かったし、そもそも謎が微妙。でも寂しげな静かな景色には心を引かれる何かが有りました。
少女の殺害死体が湖の畔にあがって・・・と、前知識があったのだけれど、導入部の女の子の行方不明の方で既に不安になってしまって、子供の事件は厭だ・・・と。
犯人を捜す刑事は非常に理知的な丹念な人柄を感じさせながら、捜査はありきたりで非凡ではなく先入観に支配されていたし・・・。
しかし、捜査の道筋で、この北イタリアの小さな村の人々のプロフィールが浮かび上がってくる。といってそのどれかにズームしていくわけでもない。普通に知りえる他人の家庭ってこんなものだろう?ぐらいの。
それにもかかわらずこんなに小さな少人数の村人でさえ、皆問題や悩みや不安を抱えていて、それぞれに強い個性も当然有る!
その捜査をする刑事本人も人に知られたくない家庭の事情を抱えている。それでも誤認逮捕をしながらでも地道に固めていくという基本はおろそかにはされない。で、真犯人が現れる。
だからこの映画で静かに浮かび上がってきたのは、刑事を含め村人たちの群像。グレーと一色のように言ってもそのグレーの中には様々な微妙なヴァリエーションがあるような、そんな人間たち。犯人を描くのではなくて・・・そんな感じがした。
だからこの映画好き?と聞かれたら、雰囲気は好きだったよ。と、答えられる。でも印象に残って好きな映画として指を折って数えられるか?と、聞かれれば「ノ」かもなぁ。映像と同じですべてが曖昧模糊とした靄の中の湖のイメージ。

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