理想的な音楽教師

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先日「敬愛なるベートーヴェン」を見てきたせいか、思いっきり年末はやっぱり第九よねという感だったくせに、結局はスティングを聞きながら掃除している。合間はクィーンだ。
私の年末はつまりマンネリ!
もっと音楽を「様々なジャンル好きになりたかったな!」・・・と、思って「そうよ、私の音楽の先生があの先生みたいだったらどんなにか良かったのに・・・!」
勿論ご存知ですよね。理想の音楽教師といったら

「陽のあたる教室」1995年アメリカ
監督  スティーヴン・ヘレク
出演  リチャード・ドレファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリビア・デュカキス、W・H・メイシー、アリシア・ウィット、テレンス・ハワード
の、グレン・ホランド先生。

「ミュージック。オブ・ハート」1999年アメリカ
監督  ウェス・クレイヴン
出演  メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステフアン、エイダン・クィン、クロリス・チーマン、キーラン・カルキン
のロベルタ・ガスパーリ先生。

この二人、音楽への情熱と教師としての資質が共通している上に、教育予算のカットが情操教育である音楽を直撃するという現実。そこにホランド先生の場合は息子の難聴、ガスパーリ先生の場合はスラムの学校という難問が背負わされる。
音楽の素晴らしさを信じ(音楽を愛し)、教育の理念を信じ、育てるという情熱を失わず、困難に立ち向かったという点で共通点を感じさせる二つの映画でした。
そして感動の質という点でも共通していました。
教職者という人への尊敬の念!音楽という情操教育の尊さ素晴らしさ!に目覚めますよね。
最後の感動!!!
素晴らしいどんな芸術家を描いた多くの映画をも完璧に凌いで、ここには地に足の付いた誠実な努力が生み出す感動が有りました。
一人の教育者の出来ること!その素晴らしい情熱の力!音楽が生み出す力と希望!
音楽や美術の教育に手を抜いては絶対いけません!と思いましたね。
子供を本当に育てるのはこういうものなんだって。
私にも一人忘れられない音楽の先生がいます。中学の時の音楽の先生です。
声楽科出の先生は豊かなボリュームと豊かな声量で私たちをいつも陽気に圧倒しましたが、東京都の合唱コンクールの参加チームを選抜する時なぜかその先生は私も選抜したのですよね。
自他共に認める音痴の私を。メゾソプラノに組み込まれて当惑しまくりましたっけ。
そのチームは台東区で優勝して都の大会へまで出場しちゃいましたが、私は殆ど口パク状態でしたよ、白状すると。でもそのおおらかな先生は後で「可愛いいあなたを前においておくといい効果が期待できたのよ。おほほ!」ですと?確かに私は学校1のチビでした!
先生は私に合唱の楽しさを教えてあげたいと、音楽に臆病な私のために一考してくれたのかも知れませんね・・・と恥ずかしさを乗り越えた時になってやっと思いましたっけ。
おかげさまで音痴は治りませんでしたが、あの時練習した歌ニ曲はかなり?上手く?歌えるんですよー、おほほ!今では「はずかしたのし」思い出です。
音楽はホントいいなぁ!
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ロード・オブ・ザ・リング・王の帰還(スペシャル・エクステンデッド・エディション)

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監督  ピーター・ジャクソン
出演  イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、オーランド・ブルーム、カール・アーバン、デヴィッド・ウェンハム、ミランダ・オットー、ヒューゴ・ウィーヴィング

2回目の「王の帰還」とうとう見終わってしまいました。
3巻通して新しい映画館で見れたことは私にとっても特筆すべき一大お楽しみでした。
特にこの「王の帰還」は映画館の椅子ごと音響に揺れる感じがスペクタクルをよりスペクタクルにしてくれました。
ワクワクドキドキが停まらない4時間でした!
何しろ戦闘シーンが多かったし、滅びの山の噴火に、ナズグルの泣き声・・・体中が音と映像に圧倒されているようでした。
ミナス・ティリスが美しかったですねぇ。モン・サン・ミッシェルのイメージがありますが・・・「あぁ、こういう風に想像して、こういう風に造形したんだなぁ・・・凄いわ!」の、感嘆!感嘆!また感嘆!でした。
こんな風に見せられると、本とイメージが・・・とか、私の大事な物語が・・・とかそんなこと吹っ飛んでしまいます。
この監督にとってもこの作品がどんなに大事で面白くて大好きだったか分かるようです。
最初に見た公開の時より「エクステンデッド」の部分では死者の谷のところがちょっと怖くなくなりました。
骸骨の量が半端じゃないので却ってアラゴルンたちが押し流されてるところで「クスッ」とね。でもあの谷を突っ切って川岸に出た時の風景は妙に絵のようで?好きでしたね。
暗い映像から急に鮮やかな緑の中の海賊船団ですもの!
最初に見た時、アラゴルンと誓約に縛られた死人たちのエピソードがアラゴルン贔屓の私としてはゴンドールやローハンの騎士たちにようく分かるようにもっと念を入れて欲しいなぁ・・・とちょっと思ったので・・・これなら、言うことありません。
いえ、欲を言えば(ほら、あるじゃない?)「王の手は癒しの手」をもうちょっと見せて欲しかったな。
エオウィンを看護した手でファラミアを看護し沢山の人を看護するところをね。
あの部分は古代の王の神聖さとか神話を思わせる叙情的な光景で好きなんです。
フロドとサムのキリス・ウンゴルを越える辛い旅の最後を全うさせるべく、ゴルゴロス高原を突っ切る時間を稼ぐために、アラゴルンたちが命を賭けて黒門のところに終結するところ、二つの行動が一つの目的のためにぴたり重なって・・・本当にいいところ!
本で読むと、つい日にちを数えたくなるのです。本当にあうかな?って。
でも、別れ別れになってから追いかけて走って何日?死者の沼地をさ迷って何日?って、夢中になって読み進むうちにわからなくなってしまうのだけれど。
映画では、合わさっていくのを見ていると、胸がキューンとして、手に汗握って、目はジーンとするのです。
物語ってこうでなくちゃね!
大鷹ヴワイヒアがサムとフロドをつかんで舞い上がる・・・これでいい!もう満足!というところで駄目押しの戴冠式と結婚式!
これ以上ないってほど心が沸き立って、揺さぶられて、ほぉーとして、感動しちゃうので・・・恥ずかしいくらいです。
でも恥ずかしげなくそうさせてくれるこの物語の厚みが大好きです。
男の子にもいい物語なら女の子にもいい物語だわ。
そしてサムを見ていると「全ての人にいい物語だわ!」と、思わずにいられませんよね。
素晴らしい原作があって、素晴らしい映画が出来たと、私は見終わって嬉しくて楽しくて堪りませんでした!
人の名、土地の名、沢山の名を覚えるだけでも楽しかったこの物語は、その中に盛られた友情と冒険とロマンスできっと永遠に読む人、見る人を魅了するだろうなぁと、確信しています。
とにかく帰ってきてから地図を見ながら一晩中物語を追っている私でした。
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ロード・オブ・ザ・リング・二つの塔(スペシャル・エクステンデッド・エディション)」

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監督 ピーター・ジャクソン
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、オーランド・ブルーム、カール・アーバン、デヴィッド・ウェンハム、ミランダ・オットー、ヒューゴ・ウィーヴィング

「二つの塔」はロマンチックな映画だったと私は思っていました。
「旅の仲間」が序曲なら、「二つの塔」は高々とロマンを歌い上げる章で、最後の「王の帰還」で急速な結末大団円へなだれ込む・・・といった図式です。
この作品は2度目です。だからより楽しみにしていました。
そして最初の時と違って「へぇー!」と思ったのは景色の美しさでした。
多分先日「景色が・・・」と、書いたせいで意識してみたからこそ、気が付いたのでしょうか。
旅の仲間が3つに分かれて、物語の展開に気を取られて最初に見たときには意識しなかったのかもしれませんが、この作品でも風景はとても魅力的な要素になっていました。
アラゴルンたちが駆け抜けていく土地、彼らが手をかざして眺める長大な風景、雪を頂いた遠い高い山並み、その広大な裾野、その緑、その先の荒野・・・本当に美しくて、分かったようなこと言っちゃいけませんね。
先年、ニュージーランドのトレッキングツァーに誘われたことがあります。その時は「少ないパイだから余裕が無いんだ、ゴメンね、歴史のある土地に行きたいんだもの・・・景色が素敵っていうところよりも・・・」って、言っちゃったんです。海外旅行に幾らでもお金つぎ込める人じゃないから・・・と、思ったわけです。
実際今でもそう思っています・・・が・・・でもです・・・こんなの見ちゃうと「あー、こんな山の麓でシンベルミネの白い花に埋もれて安らぎたい・・・そこで何もかも忘れて・・・」と思いましたね。勝手なものです。
ま、それはさておき、やっぱりこの章は心の章ですよね。
アラゴルンとアルウェインの愛、あの二人の目を見ました?
サムとフロド、友であり、主であるフロドを気遣うサムの目を?
ピピンとメリーの息のあった呼吸思わず微笑みませんでした?
レゴラスとギムリの間に育ち始めた友愛に気が付きました?
ボロミアとファラミアの兄弟愛に気が付いたでしょう?父はどうあれ兄弟には思いあう心があったと?
ですもの、幾つものカップル?ペア?のロマンの章だと思いませんでしたか?
そしてこれから先のエオウィンの悲恋をも感じさせる章でもありました。
二つの「S」サルマンとサウロンが底の底で轟いている。
パラド・ドゥアの塔上で炎と燃える目のサウロンとアイゼンガルドのオルサンクの塔に割拠するサルマンの二つの勢力に対抗するペアたちの物語として・・・。
この映画で私は一つ見っけものをしました。
エオメル!エオメルを演じたカール・アーバンという俳優さんです。
大歴史叙事詩、英雄譚向きの俳優さんじゃありませんか?
ショーン・ビーンさんとおっつかっつ?私の好みから言えば・・・カールさんにちょっと軍配が・・・アーサー王の宮廷向き?の騎士とかヘラクレス風勇士とか海賊とか戦士系?で見たい人ですね。
それにハルディアをあんなところで殺さないで欲しかったなぁ・・・。
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ルートヴィヒ(完全復元版)

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監督  ルキノ・ヴィスコンティ
出演  ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー、シルヴァーナ・マンガーノ、トレヴァー・ハワード、アッドリアーナ・アステイ、ソニア・ペトローヴァ、ジョン・モルダー・ブラウン

4時間のこの映画、まさか?こんなに混むとは思いませんでした。
10時40分から3時まで、お昼を挟んで・・・ですから、だから満席になったのを見て驚いた次第です。
ヴィスコンティ生誕100年祭、テアトルタイムズスクェアでしています。
山猫」「ルートヴィヒ」「イノセント」3作です。
あいまいな記憶ながら、ヴィスコンティという監督さんはファンが非常に多くて何度も上映されているような気がしていたから「まさか!」でした。
この映画を見に行ったのはこの春「ロマンチック街道」の旅をして、ルートヴィヒの城を三城見てきたからです。
「レジデンツ」「ホーエンシュバンガウ」「ノイシュバンシュタイン」
旅の準備の時も、その途中も、「ルートヴィヒ」の名は何度も目にし耳にし、というわけですから、その生涯に興味を持たないはずはありません。
「あぁ、そうか!私みたいな人が多いんだ!」と、席を埋める年配の(圧倒的に多かった)男女を見て気が付きました。
それにしても全編を覆うあの暗さはどうでしょう!
美貌を歌われたドイツ屈指の名門ヴィッテルスバッハ家の華、女性ではかのフランツ・ヨーゼフ皇帝の妃となったエリーザベト、男性ではこのルートヴィヒ2世、バイエルン国王がいますが、この二人が二人とも悲劇の人生を送ったことで知られています。
この映画ではこの二人の間には姉が弟を思うように?弟が美貌の姉を永遠の思い人に?・・・というような心模様、愛が描かれていました。
それで思い出しました、確かに二人の人生は逃避の人生だったと言われる点でも似ていたのだと。
よく似た気質をも持つ二人だったのでしょうか?
エリーザベトはウィーンとその宮廷からひたすら遠ざかる人生を送り、ルートヴィヒはミュンヘンとその政治を押しやって。
この映画でルートヴィヒを演じたヘルムート・バーガーは最初の登場で、肖像画で見たルートヴィヒにそっくりなのに驚かされました。
40歳で亡くなるまでの焦燥の人生をものの見事に体現して見せてくれました。
まさに彼の作品、監督の作品であると同時にヘルムート・バーガーと言う俳優さんの作品だと思いました。若いときの緊張した糸のような危うい美貌からベルク城幽閉間際の追い詰められたような表情まで、凄かったです。
実際の王の生涯がどうであったにせよ、ここにあったのは紛れも無く様々なものに押しつぶされていく失意の人生でした。
したいことのかなりの部分、ワーグナーのオペラ初演オペラ座建設や王宮建設などを苦労しつつも成功させたとはいえ、度々の戦争や政治的立場が彼を孤独の人にしていった様子がじっくり描きこまれていて歴史物伝記映画として最高の作品になっていたのではないでしょうか。
見ごたえがありました!飽きることの無い4時間でした。
宮廷内、衣装や装飾豪華な4時間でもありました。
でも、期待していた景色、ドイツの城などに関して言えば、全く残念なことに期待はずれでした。
イタリア人から見たドイツってあの印象なのでしょうか?
黒い森、うら寂しい雑木林、寒々とした湖畔、雪を抱く山々。
あの美しい城々の色美しく撮られた映像は有りませんでした。
雨に煙るノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホフ城の正面など、印象に残る景色もあることは有ったのですが。ヘレンキームゼー城の鏡の間、あの美しさの中をエリーザベトが歩む姿は凄かったです。あの絢爛豪華な部屋を豪奢に楽しむ事も無かったルートヴィヒの孤独の向こうに、彼女の孤独までもが見えてくるようでした。
「高貴な長い血筋の饐えた末裔」と、映画の中で誰か言っていましたね、ここにも滅びの美学が有って、「山猫」と同じモチーフが見えました。
そういえば話は変わりますが、エリーザベトを演じたロミー・シュナイダーさん、雰囲気が大地真央さんを思い出させました。見てはいませんが舞台でエリーザベトしているのではありませんでしたっけ?最近外人の俳優さんを見ていると日本人の誰かに似ていると思うことがよく有ります。昔はそんなこと有りませんでしたよね。
外人は外人の誰かに似ていると思うことはあっても日本人を髣髴させるなんて事は無かったのに。
イ・ビョンボン?さんを見たとき「遠藤憲一さんに似ているね。」と言ったら、「それ誰?」と言われて腐りましたけど(これは東洋人同士似ていて不思議は無い!)、この間久しぶりとなるファースト・レディ安倍夫人を「TVで見ていて誰かに似ているとズーッと思っていたんだけどやっと思い出したのよ。」「誰?」
「「真珠の耳飾りの少女」に出てきたフェルメール夫人!」と言ったら、「あーそういえば!ホントだ!あの人うまい女優さんだったよねぇ。」と友人が賛成してくれた時は「やっぱり!」
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ラブ・アクチュアリー

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監督  リチャード・カーティス
出演  コリン・ファース、ヒュー・グラント、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、アラン・リックマン、ローラ・リニー、キーラ・ナイトレー、ローワン・アトキンソン、ビリー・ボブ・ソーントン、ビル・ナイ、クリス・マーシャル、ルシア・モニス

この出演者の名前リストを見てください。
見に行かなかったことを残念に思っていたわけが分かるでしょう。
急いでください?明日(10月13日)まで豊洲ユナイテッド・シネマで500円でしています・・・というわけです。
何が最高ってビル・ナイの演じるロッカー!
存在感バッチリでした。このメンバーの中でですよ。それはそれは凄い事だって思いませんか?
コリン・ファースやヒュー・グラントを向こうに回して・・・ですもん!
私的には?コリン・ファースさんを見る気で行ったのですけれど、網裏に焼き付けて帰ってきたのは1にビル・ナイさん!
苦労を共にしたマネージャーとクリスマスを過ごしに帰ってきて照れくさそうに抱き合うところ・・・1番のシーンだと思ったなぁ!
録音場面やインタビュー場面全部出番全てひっくるめて特上!歌もいー!
そして、次がなぜか?アラン・リックマンの何考えているんだか分からないあのぼーっとした顔。
その顔が表情を帯びて、妻に謝るところ・・・2番のシーンです!
つまり多分、余りにエピソードが多過ぎ、人が多過ぎた結果、いいエピソードの印象が薄まってしまったんだろうなぁ・・・と、思ったのですが・・・ヒューは慣れ過ぎたキャラで、当然手堅いし・・・ウマイ!
コリンさんも右にナラエ!しちゃった感じ。ブリジット・ジョーンズのダーシーキャラでこれも感動的だけれど手堅い・・・ウマイ!
だからその辺り安心して見ちゃったんだわ?
だから感動も手堅く・・・通り過ぎちゃったのかな?
そうそう、あのポルトガル女性、コリンがイカレタ女性・ルシア・モニスさんという女優さん、私始めて見た人ですが・・・いい顔ですね。
好きな顔だわ。美人じゃないけれど、なんか訴えてくる感じがいいな。
それにリーアム・ニーソンと義理の息子のエピソードもちょっと壷にはめすぎ?子供が魅力的だったのでなお更、オバサンはこの手に弱いのに・・・そんなのずるいわよ・・・という感じでしょうか?
そんな間隙を突いてミスター・ビーンが絶妙に儲けましたねぇ。
顔だけで十分なのに、あのシチュエーション!二弾!
ミスター・ビーンのドラマは大笑いして見ていたのですが、疲れることも疲れる!
ですが、この作品は量的にもグッドって感じで、いい感じで笑ってこの映画を収めてきました。
色々な「ラブ」がてんこ盛りで、クリスマスってこんな感じよ・・・ディケンズのクリスマス・キャロル的英国はね・・・と言われて、ハイ、そうですね!と、頷いたってところでした・・・ただ、ローラ・リニーさんに素敵な恋を成就させてあげて・・・。
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ロード・オブ・ザ・リング・旅の仲間(スペシャル・エクステンデッド・エディション)

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監督 ピーター・ジャクソン
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット

又見ちゃいましたね・ラララララン!って感じです。
豊洲にオープンしたユナイテッド・シネマのオープニング・スペシャル上映っていうので500円というチラシに釣られました。
公開時に見てTVで見てDVD録画して見て、4回目かな。
でも劇場で見るのって集中力が違いますよ!
この映画も何にも邪魔をされずに一生懸命見たい類の映画ですから、3週続けて「二つの塔」「王の帰還」と見に行くつもりです!
多分一番好きで楽しんだのは「王の帰還」です。
でも景色が一番美しかったのは「旅の仲間」です。
不思議なことに?「映像」で見る景色が一番美しいという気がします。
本物よりも?ええ、だって、現実には「普通私たちは絶対あのアングルでは景色を堪能できない!」って言う映像が景色を一番美しく捕らえているからです。飛行機をチャーターできるなら・・・?別です。
「ニュージーランドで撮影したって?」
「じゃぁ、ニュージーランドへ行ってあの景色を見ましょうよ。」
って言って、何になります?
確かに実際に行って歩けば、森林浴も出来るし森や草木花に触れることも出来るし、水に手を浸すことも出来ます。
ここを歩いた時のフロドの目の輝き、この川の畔のアラゴルンの英知の額、駆け抜けるアルウェンの美しさ、頑張れば?軽やかに新雪を歩いたエルフのレゴラスの足元も思い出すことが出来ましょう。
実際私はワンダーフォーゲルしてたこともあるし、札幌では近場の山歩きをしてましたし、今では城址めぐり(【山城】が多いんですよ)をしていますから、自然の中を歩くということにかけては・・・「好き!」です・・・と、声を大にしたいところです。
でも大自然を観覧してため息をつきたいとなったら、大自然をお手軽にほれぼれ堪能出来るのは映像ですよ。
大自然が大自然であればあるほど!(「狩人と犬・最後の旅」も「ハイジ」もそうでした)
ソリャア確かにアルプスの天辺での感動と比べたら・・・感動の事をいったら薄めすぎた酢みたいなものですよ?
でもねというわけで?稔り豊かなホビット庄も、豪雪の険しいカラズラスも、小さな船で下っていくアンドウインの流れも、アルウィンの馬が逃げて行く森も、裂け谷も、ロリアンも(CG頼みって事はあるとしても)本当に美しい景色だったではないですか。
それを楽しむにはやっぱり劇場!ということでした。
男は強くて逞しくて生き生きしていて、女は美しくて賢くて生き生きしている、冒険と活劇と愛と友情と危険と未来と凄い風景と想像の余地たっぷりのこの物語を楽しめるだけ楽しまないなんて「凄く!損よ!」
ヴィゴ・モーテンセンの魅力については今更(アラゴルンに関しては私はめろめろです)・・・ですが、ケイト・ブランシェットさんは彼女の持ち味全開でしたねぇ、この役どころ。
やっぱり凄い!魅力的な俳優さんねぇ!と再確認もして、結果、新しい気持ちよい劇場から宙を飛んで帰ってきた私です。今夜は夢も期待できる!
それに公開の時より付け加えられた部分(そこがエクステンデッドのとこ)が、この作品をより原作に忠実にさせていたのです。見てよかったなぁ・・・私のことだから、又この読書の秋の夜長、読み返してしまうんだろうなぁ。
そう、本の中には又違った意味での魅力がめちゃめちゃてんこもりだったのを思い出してしまったんです。
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レント

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監督  クリス・コロンバス
出演  ロザリオ・ドーソン テイ・ディグス ジェシー・L・マーティン イディナ・メンゼル アダム・パスカル

予告編を見て絶対行くぞ!と決めていたのが、ようやく実行できた。
冒頭から首根っこを引っつかまれて引きずり込まれたような感じだ
った。
多分字幕が無くて筋道が分からなくても、音楽の、そうね歌い手の
迫力・声の魅力、そして映像の面白さで夢中になって見られたので
はないかな?
7人の個性的な爆発的な歌唱力が素晴らしい説得力になって、否応
無く彼らの世界に巻き込まれてしまった。
その感じはととても気持ちが良くて、まさにミュージカルを堪能し
た満足感がある。
しかしその一方で、頭の片隅にはアメリカの、ニューヨークの片隅
の暮らしの恐ろしさも息づいていて、それが次第に私の心を蝕んで
くるような重苦しさも受けていた。
麻薬とアルコールに取り巻かれた、エイズに追い討ちをかけられる
暮らし。
でももう最初に眼鏡の彼が言ったじゃない?「こんな暮らしでも親
といるよりまし。」って。
本当にそうなの?
どう見ても(字幕)普通の親からの電話の後にね。
それって結構親としては衝撃的。
もっと強烈だったのは(親として)、モーリーンと弁護士の彼女の結
婚式。女性同士の結婚式に両方の親が「いい相手とめぐり合えて・・・」
って、コメントしていたね。
ああ、そうなんだ!もう、そうなんだ!日本もこうなっていくんだ!
否もうそうなんじゃないだろうか?私が周りでまだ見ていないだけ
で?数字的にはもうかなりの数字が出ているわけで・・・なんて思い
ながら。
少なくとも「ウエストサイド・ストーリー」のNYよりも複雑で闇の増した
NYを目の前に見ているようでした。
それでも夢がある!魂は売り渡さない!
だけど明日は無い!死んでいくんだから!直ぐに?
彼らは若いけれど、老いている。
今日があるだけ!
それでいいはず無いじゃないの!
「こんなにパワーがあるんだから・・・!」と、歌の力に引き込まれて
いたら、映画館の向こうから変な声が「ヒェック!」と聞こえた。
のめりこんでいるのに水を差すなと思ったら、また!また!また!
「なんだ?」と本気で腹がたちかけたら・・・泣き声だと気が付いた。
私の反対側で、声も忍ばず、手放しで泣いている人が居る。
まぁ、確かに、この映画にはそれだけの力がありました。
力を振り絞って今日1日を生きようとしている、美しい夢を物にしようと
している若者が実際居るんだ!ということが変な説得よりもすんなり胸に
落ちました。
何よりも「全曲聴かせたなぁ!」と心は満タンになりました。
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リバティーン

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監督 ローレンス・ダンモア
出演 ジョニー・デップ サマンサ・モートン トム・ホランダー
ジョン・マルコビッチ ロザムンド・パイク、ケリー・ライリー

本当はまず「ジョニー・デップ」という題でまとめていっぱい書きたいくらいですが、
とりあえずこの作品を見てきたので。
「シザー・ハンズ」で初めてジョニーに注目してからどれくらいの時間が流れたんでしょう。
不思議なことにこの人は、この時と今との間に時間が流れたと思わせないところがあります。
そして映画を見るたびに彼がジョニーと言う名を持つ俳優だと言う事を忘れてしまいます。
見るたび別人と言うと変ですが本人が消えてしまうのです。
見終わって暫くしてから「あージョニーって本当に魅せるなぁ!」です。
オードリーが何時どんな役で見てもオードリーがちゃんと輝いているのとは全く対照的に、
彼の場合は画面の中の男がいるだけでなのです。
良くも悪くも彼が演じている人物その人が銀幕を蠢いている感じです。
この作品でもそうでした。

それにしても男がカッコイイと対照的に女が描ききれていないと言うことがえてして多いのですが、
この作品では3人の女が輝いた分ジョニーは狂言回しになってしまったと言う感じを受けました。
ジョニーの語りで入り、ジョニーの語りで終る一代記のような体裁ですが、
実際ジョニーのロチェスター伯は狂気と悲壮と堕落を惨めなまでに迫真の演技で
画面を縦横無尽に占領しましたが、見終わった私は彼を取り巻いた3人の女性に当たったライトを心に焼き付けられた!という感じがしたのです。
それぞれに魅力的な女がそこには居ました。
ジョニーの演技が彼女たちに脚光を当てたようなのです。
あの時代女優が娼婦と同義語だった(日本の阿国歌舞伎の女たちがやはり春をひさいだように、どの世界でも同じ様な時代を経てきてるんだなぁ!)時代にあって、自分の生き方をするということがどんなに大変だったかと思う時いっそうこの女性たちは輝きます。
女優のレジーは言うまでもありません。
格好のいい科白が幾つもありましたから。
ロチェスター伯は芸術的才能がどんなにあったとしても結局時代の子。
彼女たちを完全には理解できなかったでしょう。
結局はあの時代の男に過ぎないのだから。
そう、あの時代にあの科白を言ったレジーは凄い!って思わされましたよ。
あくまで全くの対等を主張していましたよね。
そしてロチェスター伯の妻です。
ナント美しくいたことでしょう!(「プライドと偏見」のお姉さんですよ、多分)
あんな男を夫にしてどんなに屈辱と悲哀を味わったことでしょう?
でも見事に妻を貫きましたよ。
この時代にはもうあんな女性廃れてしまったかもしれませんね。
この女性からあの愛を引き出したロチェスターの「魅力を思え!」って?まぁね。
そしてあの娼婦です。
病み崩れていくロチェスター伯には自分への愛情も誠意も一片も無いと知りつつ、
引き寄せられてしまった自分の心のままに最後に追い払われるまで付き従った心とはどんなものだったのでしょう。

こう、3人の女を見事に浮かび上がらせたのはヤッパリ?
「ジョニーの魅力であり表情であり声音だった!」と、結局私はジョニーに唸って帰ってきたのですけれど・・・。
それにしてもナント猥雑で下品で、まるで印象的なあのどろどろのぬかるみのような時代だったんでしょう、食わせ物のチャールズⅡ世の時代は!
結局はあの時代が主題だったようですよ。

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