気になる二人?

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ケビン・ベーコン
ジョナサン・リス=マイヤーズ

「えぇーこの二人同じ枠でいいのぉ?」
って声が聞こえそうですが、私自身何でこの二人を急に書きたくなったのかよく分からないんですけれど・・・(アハハ?)先日新聞に広告が出て、ジョナサン・リス=マイヤーズの映画がこの秋公開されると読んだ途端ふとケビンを思い出したんです。
ジョナサン・リス=マイヤーズの映画ってまだ、3本しか見ていないんです。
「ベルベッド・ゴールドマイン」「ベッカムに恋して」「M:I:Ⅲ」
「ベルベッド」の彼は一寸忘れられないのです。不気味でもあり、魅惑的でもあり、異様な磁力を発していましたが、その一方でみっともない子だとも思いましたね。
そして「ベッカム」ではなかなか気持ちの良い青年を等身大で演じていたという感じでしたが、それでも正直なんてみっともない青年だろうと確認しちゃいました。
それは丁度ケビン・ベーコンが「フット・ルース」でブレイクした時にも、何でこんなみっともない子が主役のこんな魅力的な少年を演じさせてもらえたんだろう・・・?と、思った事を思い出させたからかもしれません。
随分年は違いますが、印象に残りかたが同じだったのです。
どちらも初めて出会った作品が方向はまるで違ってもどちらも音楽ものでしたしね。
そしてケビンが凄い性格俳優になっていったような感じにジョナサンも進化しているという気がするのです。
「フット・ルース」の後ケビンにめぐり合ったのは十年近くもたった「ア・フュウ・グッドメン」と「激流」でしたから、ホント驚きました。
少年の面影は拭い去ったように消えて精悍な役、悪役を見事に演じる俳優さんになっていましたから。それからはコンスタントに彼を銀幕で楽しんでいます。
「スリーパーズ」なんかこんな悪役をよくまぁ・・・こんなに悪く・・・?と思ったりもしますが(余りに上手すぎですよ)、「アポロ13」の彼は好きでしたね。
でも、どの作品でも彼は微妙な複雑さを織り込む一筋縄ではいかない演技をするなぁ・・・という感じがして、微妙に?私には目が離せない俳優さんなんです。
大好き!って言うわけでは無いのですけれど(だって私は面食いなんですよ?)、彼が出ているとその作品にはちゃんと厚みがでるだろうな、という信頼がおけるとでも言いますか。
そしてジョナサンもです。居るだけでそこが確かになるという気分を与える俳優さんになりそうだなぁと。
だから普段「彼の作品来ないかなぁ・・・」と、意識して待っているわけでもないのに、新作の予告にケビンやジョナサンの名前を見つけると「お、ちゃんと活躍しているな?」と応援団みたいにほっとしてしまうんですね。
ケビンは今度はどんな役柄をどんな風に見せてくれるんでしょう?
「秘密のかけら」コリン・ファースと共演しているんですよ。
早く行かなくちゃと、心はせいているのに・・・忙しい!でも行くぞ!
ジョナサンは「マッチポイント」ではスカーレット・ヨハンソンと共演の主役らしいですから、秋を楽しみにしていましょうかね。
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かもめ食堂

映画タイトルINDEX : カ行 3 Comments »

監督  荻上直子
出演  小林聡美 片桐はいり もたいまさこ

なんとも程のよいセンス、気持ちのいい間、柔らかなユーモア、優しい静けさ・・・見て本当に幸せな感じになりました。
ホワイトナイトの優しい夜みたいな!
女が3人も集まってあんなに静かな信頼の空気をかもし出せるものでしょうか?
「知っていました?スナフキンとニィは父親違いの兄弟なんですって。」とか、「知っていました・・・?」というような話題のためのフリに小林聡美の見せる「ポ?」っとした表情、いいですね。
おしゃべりに弾んでいってしまいそうなところで煩くならない。
こんな優しさ持てたらいいですけれど、友情なり信頼なりを示すために、または確認するために普段必要以上にしゃべりまくっている自分が画面の向こうにちょっと情けなく透けて見えるようでしたけれど・・・でもそんなことどうでも良くなって、あの食堂のサッパリした空間みたいに気持ちのいい殺風景さの中で安らいで微笑みながらのひと時を過ごしていました。
実にシンプルセンス食堂でしたね!
あの3人どんな人生を送ってきて、あの程のよさを見につけたんでしょうね。
ヘルシンキにいたるまでのそれぞれの道筋はほんの少し垣間見られた(いや、聞いた)だけでしたけれど、きっとここへいたるまでの過程があってこその彼女たちなんですよね?
でも監督が切り取ったところは本当に心地よい時間と空間でした。
その切り取り方にえもいわれぬセンスを感じていました。
この出演のお3人がまた絶妙なハーモニーを奏でていました。
持ち味そのままに見えるのですけれど、いいなぁ!
朝ごはんしっかり食べていったのに、映画は正午12時前に終ったのに物凄くお腹のすいている自分に気が付きました。
殆どがいつも私が作ってきたメニューですよ。
でも人に作ってもらったものを食べるって最高に幸せなことですね。
鮭に塩振って・・・「うーんもう少し時間を置いてから焼いた方がいいな!」とか、「サクサクっと切る音がとてもよくて、このとんかつ上手いこと揚がっているな!」とか、「このしょうが焼きの照りの程が実にいいな!」とか、「おにぎりのご飯が実にたっぷりと・・・アァ、私だったら明太子も是非メニューに入れたい!」とか・・・
お腹がすいたときにおいしいものを食べられる幸せをつくづく噛み締めて・・・それにしても「あー気持ちの良い映画だったぁ・・・」と、お昼を食べに行きました!
そうそう、かもめ食堂の前身のコーヒー店の経営者だった男性、何かで見ているような気がするんですけれど・・・ン・・・ん・・・のどに刺さった小骨?

映画館でかもめ食堂のメニュー売っていました。
イメージぴったり!ウ~ン、プロだ!って?
はいりさんがチョコチョコって書いたみたいにみえるんだわぁ。
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