孤高のメス

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孤高のメス 孤高のメス
サントラ 都はるみコロムビアミュージックエンタテインメント 2010-06-23
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監督  成島出
出演  堤真一、夏川結衣、吉沢悠、中越典子、松重豊、成宮寛貴、平田満、余貴美子、生瀬勝久、矢島健一、柄本明

見に行ったの何時だったっけ?・・・すっかり書く事を忘れていました。
感想がストレートに出てこなかったんです。 ある意味では印象が薄かったことは確かだなぁ・・・直ぐに感想書いておこうと思わなかったんだから・・・って。よく出来た映画だから突っこみどころが無かったせいかも?
いろいろあった時なので、すき間に映画見に行けても・・・こちらの気持ちに集中力が欠如していたんですね。 映画を本当に楽しむなら心に余裕があるときだね。さも無きゃ、本当に余裕の無い時に 救いになるような映画を!
だから、よく出来ていて、まじめなんだけれど・・・「チーム・バチスタ」や「ジェネラール・ルージュ」などの医療を扱った印象的な映画が増えている時だからかな?
本当に全ての出演者が好演で、素直に受け取れるいい映画であったことは確かなのだけど・・・
少なくとも、臓器提供のことについて、改めて本気で考えてみようという気持ちになったことは確か。私は家族の臓器を提供することには絶対抵抗があった。それは今でも感情だけで考えているところでは、確かにまだ受け入れられないのだけれど、私個人の臓器に関しては・・・考えてみようかな?という気持ちになっている。
最近の法の改正には少し異議があるのだけれど・・・。
医療を求めてきた人に、確実に適切な医療を施し、救助することが、それだけが医療の本質であるはずなのだけど。医療現場はどんどん複雑に、高度に、見えないものになっているようで・・・どうしたらいいんだろうって、その時になったらきっと患者はただただどうしたらいいんだろうって逡巡しているだけなんではないだろうか? 医者の言葉で話されるインフォームド何とかなんて、動転している時に正確にわかるんだろうか? 選択の幅が広がることがもたらす不幸もあったりして? 医療現場物はなんかいやだな。
文庫1~6巻が出ているらしい。

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ザ・ロード

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監督  ジョン・ヒルコート
出演  ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、
ロバート・デュヴァル、ガイ・ピアーズ、シャリーズ・セロン

勿論ヴィゴさんを見るために映画館へ行きました。
予告で見たヴィゴさんは「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンを彷彿とさせました!からね。 多分、ヴィゴさんのファンだったら否応も無く見なくちゃ!気分になっただろうと思います。
あの中つ国がサウロンに支配された・・・もしも・・・の世界は・・・かくや?・・・的な興味に突き動かされて・・・んなはずは絶対無いのだけれど・・・勿論分かっていますって。でも・・・みたいに。
そして、まさにこの映画はヴィゴさんの映画でした。
差し色は息子へのひたすらな愛。何とか未来に向けて命を全うさせようとする意志。そして瞳を濡らす過去の記憶。
最初の頃は何が起こったのだろう・・・大地震。巨大隕石の落下。核戦争。南に南にと向かう姿から、局地的な天変地異か?
色々考えながら見ていました。どうやら地球規模?助けが期待できなく、既にこういう状況になってから年月が経ち過ぎているし・・・と。 でもどうやらその事情は考えなくてもよかったようです。こういう世界になってしまったという事情は変え様が無いので、あくまでこの世界でこの父子はどういう生き方を貫いていくかというそのことのみに目を向けさせられて、この鉛色の厳寒の世界に引き入れられていきました。
重い気持ちで父をみ取って、この息子はまだ一人で生きる準備が出来ていないよ・・・と心で叫んだ時、現れた家族に多分未来を期待してもいいのかも・・・と、ちょっと救われて・・・。
心に抱いて運び伝えていく火はちょっと美しいイメージだなぁ。
でも、確実に何万年か・・・未来には確実にこの世界が来るんだと諦観して帰ってきたようです。  私も子供たちももう生きていない世界なのだけど。  

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