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オリジナル・サウンドトラック『サンシャイン・クリーニング』 オリジナル・サウンドトラック『サンシャイン・クリーニング』
サントラGeneon =music= 2009-07-08
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by G-Tools

監督 クリスティン・ジェフス
出演 エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、アラン・アーキン、ジェイソン・スベヴァック、クリフトン・コリンズ・Jr、エリック・クリスチャン・オルセン、スティーブ・ザーン

エイミーさん4作目。って、本当は「ナイト・ミュージアム2」も見ちゃってるから5作見てるんですけれど。わざわざ「エイミーさんの映画よ」って、書きたいほど彼女は凄い!女優さんだと思いましたね。女優さんにこんなこと言うと叱られそうだけど、全部の彼女が別物で全部の人格が魅力的に思える!うまい!
この作品では等身大の普通の女性を演じたわけですけれど、本当に身近な女の人の温もりを感じました。ローズ、彼女の今の閉塞状態もあせりも何とかしようという意志もとても身近に感じられました。そして当然応援したくなる気持ちも掻き立てられました。
この家族すべてがはみ出していて、足りなくて・・・しょうがなくて、じれったくて・・・。
手伝ってあげられるものなら・・・と、思わせる何かをもっていました。
その何かを描けたところがこの映画の魅力のすべてでした。困ったねぇ・・・と、思いながらも父親の射幸心にも、息子の悪戯にも気持ちが通うのです。
こういう映画を見るひと時ってかけがえの無いものになりえます。
小さい灯火、養分の一滴。
一生懸命が引き起こす失敗って、そのいじらしさったら無いですよね。妹のノラの行動。自分の人生で欠けているものを気がつかないで求めているんだね・・・って、その優しさや弱さが愛しいですよ。自分でも気が付かないうちに貧乏くじ引いてあげちゃっている・・・みたいな生き方になるんです。リンに引き寄せられていく時の彼女のおずおずとした眼差し、そっと相手の心を労わっている彼女なりの思いやり・・・そして彼女も何か得たんだとほっとする彼女のラスト。
こういう家族みんなを何とか面倒見ていこうと奮闘する姉ローズ!過去の柵、捨てきれない絆、負け犬と自分を思いながら、でも自らを鼓舞する心意気。よっ、ねぇちゃん!頑張れ!
片腕の印象的な優しさを見せるウィンストン・・・カポーティで見た人でした。いい感じ出してましたね。
掃除っていいですよね。本当はいつも不精しているくせにたまにピカット掃除したくなるんです。そうすると気分良くて、何でいつもそうじゃないのか不思議に思うんです。心も掃除で片付くといいね。
心のどこかにシンクロするものをじんわり湛えてうるさくないいい映画でした。