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監督  トニー・スコット
出演  デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ、ジョン・タトゥーロ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、マイケル・リスボリ、ルイス・ガスマン

「ザブウェイ・パニック」覚えています。っていっても覚えているのはウォルター・マッソーだけかな。犯人と二人の対決って記憶ではなかったのですが、こんどの「サブウェイ」はトラボルタさんとワシントンさんというはずしたくない二人の映画のようです・・・予告編では。
で、なんかなぁ・・・と、思ったのですけれど、結局見ちゃいました。
私って結構男二人のドラマって好きなのかもなぁ・・・対決するにしろ、友情ものにしろ。
ルパンは大好きだけど一位をホームズに譲るのはワトソンが居ないから・・・なんでしょうから。
実際見たらタトゥーロさんの警部がうろうろしていたけれど、殆ど二人だけが印象に残る映画でした。犯人グループは影を潜めました・・・こうだったっけ?と、思っているのですが・・・これはこれでと言うよりこの方がサスペンスフルでした。二人の会話の緊迫感がなんとも言えず心地よくて・・・って、おかしいですね。でも、会話が凄く面白かったです。特にライダーの科白、かっこよかったですね。
注意して会話をすると人って色々な事を知ることが出来るんだって。いつもぼんやり適当に話して聞いている私には目新しい・・・いや目覚しいことでした。
相手を知るために使う言葉の数々。言葉は人を騙すためにある?いえ、お互いに相手の実像を言葉だけで掴んでいくスリル。これだけ言葉を駆使しあうと・・・ラジオドラマで聞いて見たいような気がしてきました。舞台でもいけそうです。
あちらとこちらには大きな大きな越えられない溝が淵が大きく口を開けているのに、二人が同じ水平線上に見えてきました。
犯人ライダーの意図がほどけてくる時間の緊張感。
やっぱり外せない映画でした。
しかし、それにしても、お二人とも相変わらず魅力的ながらやっぱり年取ったんだなぁ・・・と、思ったわけですが、私の方がずーっと年取っているくせにねとおかしくもあり・・・。
比べる必要は全然ないながらそれでも昔のマッソーさんの映画をまた見たくなりました。彼を最後に見たのは「電話で抱きしめて」でした。この映画「サブウェイ・パニック」のことはすっかり忘れていたのに、この「サブウェイ・・・」という題を聞いた途端思い出したのですからやっぱり面白い映画だったのでしょう・・・と思い返しています。こうして思い出すと、私の好きだったり気になったりした俳優さんたちの大半が既に鬼籍に入られたんだなぁ・・・と、妙に寂しくなりました。
 

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