映画「幸せはシャンソニア劇場から」オリジナル・サウンドトラック 映画「幸せはシャンソニア劇場から」オリジナル・サウンドトラック
サントラユニバーサル ミュージック クラシック 2009-09-02
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監督  クリストフ・バラティエ
出演  ジェラール・ジュニョ、クロヴィス・コルニアック、カド・メラッド、ノラ・アルネゼデール、ピエール・リヒャール、ベルナール・ピエール・ドナデュー、マクサンス・ペラン、フランソワ・モレル

予告編の書割のような劇場と町並み、浅草のレヴューの裏方みたいな人々と音楽に引かれて見に行きました。
それはある意味当りでした!
それにしてもこんな劇場のある風景ってどこの国にも共通の哀歓があるのでしょうか?
夕日色に輝く浅草国際劇場を思い出してしまいました。(子供の頃家の裏に国際劇場に出ている腹話術師のおじさんが住んでいましたっけ)
タイトルからしてその劇場に幸せが来るんだと・・・楽しみに見に行きました。
でも思っていた以上に振り回され大団円になるまでの道の意外なくらい遠かったこと!こんなに疲れるとは!
もっと簡単な筋と人情で押し切っていくセンチメンタル満点の映画のような気がしていたのですが・・・一筋縄ではいかないのが人生でした。ごもっとも!
全編を通じて音楽はもう オゥ、フランスゥ!パァリィ!って感じでした。
特に「リトル・ジョジョ」アコーディオンと共に「ジョジョには未来があるっ!」って歌い踊るところ。
ドゥースが歌う歌全部!彼女を見たとき「プロデューサーズ」のユマ・サーマンを思い出しました。似てない?
そして復活が成り、ラジオ男が復活した後の劇場のレヴュー!
特にビゴワルや許された?物まね男やミルーまで「なんで俺が・・・」と歌い踊るところ。私の顔中が笑み崩れていました。
それにしてもよくこんなにジェットコースターに乗ったみたいに陰謀や裏切りや友情や同士愛や不倫や主筋の父子の離別や最後の事件、入獄まで・・・世のあらゆる浮き沈みをこれでもかと詰め込んでくれましたよ。でも・・・まぁ・・・終りよければ!
町のかもし出す懐かしさが東京の下町の懐かしさにそのまま通じて、かなり心に来ました。楽しくてほろっとしてこの感情もなんか懐かしい。