クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック クレイジー・ハート~オリジナル・サウンドトラック
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監督  スコット・クーパー
出演  ジェフ・ブリッジズ、マギー・ギレンホール、ロバート・デュヴァル、コリン・ファレル、ライアン・ビンガム

ごくありふれた筋書きでした。
アメリカの歌手を描くと絶対切り離せないのがアルコール中毒と麻薬中毒。 この映画の主人公の老カントリー歌手もその一人、アルコール中毒のぼろぼろになったさえないおじさんでした。
芸術とハイになることは切り離せない・・・のでしょうかね?
特にかの国では。 反対にそうでないと生きられないとか?
だから今更新味は無いのですけれど、組み合わせの妙といいますか?何故か見ちゃいました。というか、結構熱心に見てきました。 マギーの演じるシングルマザーも地に足の付いた臆病な普通の働く母親でしたし。 二人の間の交感には分かるものがありましたし。
でも多分、一番の獲物は ジェフとコリンの歌でしょうか。それとロバートも歌っていましたね。まさか?そうまさか。
しかしハリウッドの映画人さんの歌の上手さときたら、時々本当に驚かされます。 もっともだから歌わせるのでしょうけれど、
この俳優に歌を期待していなかったこちらとしては驚いて・・・感動しちゃいます。 表現という意味では演技も歌も同じ難度なのかもなぁ・・・? 音痴の私があらゆるタイミングを失敗するのも頷ける。 この年だし、やり直しは勿論きかないけれど、それでもやり直そうという意志は何かを生み出すのだろう。 生み出されそうに思えるなにかを感じさせて、それぞれの人がそれぞれに生き抜いていく・・・だから味が出てくるのかなぁ・・・と、一方でまたこの手の映画かぁ・・・と思いながら、でもいいかぁ・・・と思ったのでした。
しかしロバート・デュヴァルという俳優さん。 ますますしょっちゅう見ている気がするのだけれど、見れば見るほどあの「ゴッド・ファーザー」に出ていた人とは別物のような気がしてくる。しかしあの頃から変わらずどんな役をしていても好きなんだな。 日本で言えば誰みたいなんだろう・・・?と、考えていて原田芳雄さんを思い出した。別にわけは無いと思うけれど・・・何故か。