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監督  ロドリコ・ガルシア出演  ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、ケリー・ワシントン、ジミー・スミッツ、サミュエル・L・ジャクソン、チェリー・ジョーンズ、S・エバサ・マーカーソン、デヴィッド・モース 

最終日に滑り込みました。なかなか行けなくて…でも見逃さなくてよかった!と思えた映画でした。言葉ですよね、カギは。 人と人の間に垣根を作るのはしゃべりすぎるよりしゃべらないことに問題があります。 理解は言葉を尽くさなくては!と、改めて思いました。語らなかったばっかりに傷つけた人をその傷の中に置き去りにし、一つ言葉を吐き出さなかったために大事な人を見失う。語られなければ新たな局面に立つことはない。 それは、語ることはもしかしたら悪い局面を開く可能性もあるかもしれないが…語らないままでそのままの現実の辛さの中にいつづける苦しさより、語ってから後悔する苦しさより、ましなのかもしれない。                                             この物語の中では、母と娘は会うことはかなわなかったけれど、語ろうとしていたという意思は伝わったのだろう。だから語られなかった言葉に救われる。 生む性の女性たちの心がさまざまに依怙地で頑固で主張していて…それでも自分の生き方を見出そうとする意志と強さに慰められもし、勇気づけられもする。 そんな映画だった。