フラガール
映画タイトルINDEX : ハ行 10月 26th, 2006監督 李相日
出演 松雪泰子、蒼井優、豊川悦司、富司純子、山崎静代、岸部一徳、寺島進、池津祥子、徳永えり、高橋克己
今年はまだ終ったわけではないから、まだまだこれから見る邦画は有るかもしれないけれど(「地下鉄に乗って」とか「木更津・・・」とか「涙そうそう」とか?)、この映画は今年の私の邦画3本指に入るかもしれないなぁ・・・。
3本指の候補って何?ナニ?「かもめ食堂」「花よりもなほ」「ゆれる」とこれの中から・・・今んとこね。
楽しいいい映画だったと満足して帰ってきた。
友人とお昼を食べていておしゃべりに夢中になって予告編上映中に劇場に滑り込んだが・・・「殆ど満席です。一番前か前の端の方をお探しください。」と言われた。かなり前から上映しているはずなのにね?
しかし見終わってなるほど!面白いんだもの!
実話を素直な心で映像に焼き付けるとこうなるのだろうなぁ!
「人間って善」と思えるのはこんな映画を見た後だ!って、素直に思っちゃう。笑って感動して・・・いい午後だったなぁ・・・って。
それに実話ってねぇ・・・私はちょっと横道で妙な感動しちゃったんだ。
「平山まどか」先生・・・松雪さんが「エイトピーチェスって知らないよね・・・」って言うところ。「知ってるよ!何度も見たよ!SKDの花形だったよ!下町の女の子の憧れだったよ!」って言ってあげたくて・・・。
メンバー交代があったし・・・ダンサーの名前全部覚えるほどのめりこんだわけでもないけれど、「エイトピーチェス!」って声がかかるとワクワクして踊りに見ほれたっけ!
「あの舞台にいたんですね?」ってまどかさんの松雪さんに言いたくなっちゃって。
「常磐でしっかり生きて、しっかりした素敵な足跡を残されたんですね。」って言ってあげたくて。
松雪さんあの頃見ていた素敵なお姉さんたちのようで、懐かしかったなぁ。
富司さんのしっかりしたお母さんもあの頃いたよ、こんな頑固なお母さんが下町にもいっぱい!って。
がっちりしっかり子供を信念で叱れてね。そして娘の生き方も「あり!だ。」って、ちゃんと娘を見て肯定する富司さんのお母さん本当に素敵で!
あの椰子の木を守る真摯さも、豊悦さんも見せ場があって、岸部さんがいつも通りにちゃんとその人に成っていて、フラガールの踊りが本当に素敵で・・・特に最後の。圧巻!
懐かしさと感動とが見事に一体化して盛り上がってもう・・・すっごく満足!
素晴らしいチームができていたんですもの。
いやー褒め言葉しか書くこと無いんだもの・・・極上でしょ?指は5本あることだし・・・
それにしても蒼井さん、スターね。素晴らしい踊りでしたよ、松雪さんも!
化粧が薄くなっていくごとにいい女性になっていくなぁ・・・って魅せてくれる松雪さんでした。
確かにいいお仕事にめぐり合う幸運も女優の実力の一つだわ。
私たちはハワイアンの洗礼を受けてる世代だし、今また?ハワイアンダンスのブーム中?だし・・・いい企画だったという感じも。
夕張の今を思うと常磐のこの行き方はより一層光るんですねぇ。
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