監督    ジョージ・ミラー
出演(声) イライジャ・ウッド、ロビン・ウィリアムス、ブリタニー・マーフィー、ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマン、ヒューゴ・ウィービング、アンソニー・ラパリア

物凄く楽しくて、物凄く美しくて、「最高にハッピーか?」と聞かれれば「もう、最高にハッピー!」って答えられます。
予告編見たときからこの実写とアニメの境目が分からない南極に心が引き付けられちゃっていましたから(ホントどこからどこがどうなんです?)、直ぐ見に行くつもりだったのが諸般の事情で遅くなりました。
その代わり最高に贅沢な?「レイト・ショー」で見てきました。
何故でしょうね映画は何時に見てもいいものだと思いますが、夜に映画館へ行けると「あぁ、贅沢な楽しみだった!」と、より一層満足するのです。
予告編で「見たい!」となって出かけて「なんだ、いいところ全部予告編で使い切っちゃったんだ!」と、がっかりする映画がたまにありますが、これはありがたいことに大丈夫でした。
「ナイト・ミュージアム」とか「ハッピー・フィート」みたいな映画の場合そういう心配がないとは言えませんからね。
青と白が最高に贅沢なゴージャスな映画でした。
景色の美しさが最高ならペンギンのタップダンスも最高!
子供の頃に最初に知ったダンスがタップダンスですからね・・・フレッド・アステアの映画でです。ジーン・ケリーとかあの頃タップダンスの名人すなわちスターでした。
「タップならできるかも?」と、子供の頃考えたのは・・・そして憧れたのは・・・思えたのは・・・フレッド・アステアのだぶだぶの短めのズボンの御蔭でした?フラメンコとかバレーとか社交ダンスの類はスタイルが実力以上に物をいいそうだったでしょう?
でもズボンの御蔭で「あの短い?足でも!タップは踊れるのだ!」と思ったのです。そう思えたあの頃さっさと習っておけばよかったのにねぇ。
でも、このペンギンの大タップダンス風景の見事さに、又そう思っちゃいました。タップは楽しいわ!映画館の私の列に他に誰もいないのを幸いこっそりステップ踏みながら一人盛り上がりしました。
イヤー楽しかった!手(足)放しで!楽しかった。
あの太い寸胴のペンギンがあんなに体全体で楽しげに表現できるタップって?やっぱり出来そう?ってまた???
音楽の使い方も最初意表を衝かれて、嬉しくなって、乗れちゃった!タ・タノシイ!
だけど魚(食糧)不足と海の汚染は・・・どうにかしてあげたいけれど・・・見物人を呼び寄せちゃったらますます空気も海も南極大陸も汚れるだけなのに・・・困ったねぇ・・・と一寸頭を掠めました。
それでも映画の映像に関しては「見事」しか言葉が浮かばないのね?ええ、そう!「最高!」とね。本当に素敵だった!
声の出演もゴージャスだったでしょう?際立った声の持ち主が多かったので顔が被さりました。イライジャだ!ニコールだ!ロビンだ!ロビンの声大活躍!って感じでしたがあれ?これも?これもだ!と混乱しました。ロビンのあのとさかの立ったペンギンは何ていうん種類のペンギンなんでしょう?整髪料の広告のあのやんちゃなペンギンです。ニコールもブリタニーもいい声だぁ!
アンソニー・ラパリアの声が分からなかったなぁ・・・と、映画館を出て、途端に気が付きました。分かるわけないじゃん!あおい輝彦の吹き替えの声しか知らなかったんだから!
「FBI失踪者を追え」のアンソニー・ラパリアですよ、ね?
あ、それでマンブルの子供の頃の声、誰です?イライジャじゃないでしょう?あのハスキーチャーミングヴォイス誰でしょう?一寸魅惑されているのですけれど。