監督  ゴア・ヴァービンスキー
出演  ジョニー・ディップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレー、ジェフリー・ラッシュ、トム・ホランダー、ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、ナオミ・ハリス、キース・リチャーズ、ケヴィン・R・マクナリー

見たくて見たくて、首を長ぁ~くしていましたが、どこかであの音楽を聞くたびワァークワァクしていましたが、ようやく見てきました。首が長く伸びていた分不利?になったかな!
同じバタバタめまぐるしいコミカル冒険活劇?でも、なぜか2の方がずーっと面白かったな。顎が外れかけたものねぇ。だからこそ期待も膨らみきっていたのに。
でもそれはこっちの勝手かな?考えてみればあれだけのテンション維持してさらに意表を突いて面白楽しくっていうのは実に難しいよね。しかも思いっきりどたばたわくわくさせた上でを期待されているのだから。
しかも、2で解からなかったこと3で全てわからせてくれるとも期待していたんだから・・・
多分製作に携わった人は皆ちゃんと自分の中でつじつまはあっているんだろうね?
でも私は回答を覗き損ねたのかなぁ?それとも答えはまだこの先に?
勿論ジョニーは期待通りと言うかそのままというか平行移動というか?だからそれでいいかっていうとそこが難問なんだねぇ。
分身ジョニーは面白いアイデアだったし楽しんだよー、あの白い塩?砂漠の海賊船は一寸いい感じで楽しい美しい夢みたいだったよー、船の間を跳び跳ね行き来するジョニーは真骨頂だったよー、エリザベスと別れる時もいい感じのジョニーだったよー・・・で、最後のジョニーの表情とシチュエーションだよねぇ・・・まさか?4でブラック・パール号取り戻すって?かな?それ、期待すべきかな?いやどうかな?謎々の正答は知りたいんだけど・・・はて?知るべきか?
我ながら素直なジョニー様大好き冒険大好きワクワクフェチの観客なのね、私!
お気に入りと言えばあの渦潮だね。カリプソの渦?
〈名にしおう激流の瀬戸。門司・赤間・壇ノ浦はたぎッておつる潮なれば、源氏の船は潮に向っておしおとされ、平家の船は潮に乗ってすすみ、源平死力をつくしての戦いは、はじめ、平家に有利・・・〉なんて・・・フライング・ダッチマン対ブラックパールはたぎって落つる潮の中・・・なんて節が付きそうな按配・・・そういや連休に瀬戸の渦潮覗いて来たとこだっけ、それより台風の目というべきかな?素敵な渦潮でしたねぇ・・・!あの中の二艘の襤褸船のなんと楽しくワクワクさせてくれたことか・・・
ただね雁首並べた折角の9人の海賊が小粒なんだもの、出番が妙に中途半端で・・・キース?ジョニーに(が?)似ていたよ!
だからか、なんだかバルボッサが一人勝ちした印象なの。
演技力でジョニーの存在感に太刀打ちできちゃっていたもの。
ラッシュさんて何をやってもその場をさらっていく感じがするのよ「やられちゃったね?」って主演の俳優さんに同情して上げたくなるような。ただこの映画、演技力は必須?って気もするね。いや、とんでもない絶対必要条件!ですよ。じゃなけりゃこれほど、3まで、引っぱれました?
で、ここに来てオーランドさんがやっと男になれた感じです。
中性と少年の間をさ迷って大人に成りきれなくて歯がゆかった感じがキレイに拭い去られました。
だから?私もエリザベスになりたいなぁ・・・、10年に1度1日だって?いいな!いいな!でもヒョットするとディヴィの代わりになっちゃったウィルは年取らないんじゃないのかなぁ・・・10年で1歳だったりして?いかに美貌のエリザベスでもそれじゃ辛すぎる・・・?