闇の戦い〈1〉光の六つのしるし (fantasy classics―闇の戦い) 闇の戦い〈1〉光の六つのしるし (fantasy classics―闇の戦い)
スーザン クーパー Susan Cooper 浅羽 莢子

評論社 2006-12
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監督  デヴィッド・L・カニンガム
出演  アレクサンダー・ルドヴィク、イアン・マクシェーン、フランセス・コンロイ、クリストファー・エクルストン、アメリア・ワーナー、グレゴリー・スミス

ファンタジーとなれば見過ごしにはできない私、今年最後の映画にこの作品を選び、高転げにコロゲマシタ。
何処か広告で?読んだんですよ「「ゲド戦記」の作者と並び称されるされるスーザン・クーパーのファンタジーの名作」って言うような記事。それなら仇やおろそかにできないでしょ?だから期待感いっぱいで見に行ったわけですが。ヒョットするとこの作品も映画「ゲド戦記」の二の舞?表現方法は違えども、ファンタジーは見せるには絶好の素材なんでしょうね。商業映画人?にとっては。
この映画は内容はともかく映像の点では結構楽しめました。多分、原作は面白いのじゃないでしょうか?と思いました。光と闇の戦いというのはファンタジーの王道ですが、それだけに永遠に汲めど尽きぬ泉のようなものです。作者の子供への否大人にへもの心からなるメッセージを伝える最高のものです。
少年少女とそれを導く先達(妖精や魔法使いや師や竜とか様々な姿の)・同行者たちとの織り成す成長の物語は素直に心を潤してくれます。だから・・・と、思ってこの作者の原作も「ゲド戦記」と同じ切り取られ方をしてしまったのかも・・・と気が付きました。原作ファンには「さぞ残念!」なことになっているのかも?
不思議な角度からの映像が多くて眼がくらむ?眼が回る感じがありました。この感じは面白いや!と、思いながら見ていたのですけれど、それは多分上に書いた意味で全く原作の持つ表情とは違っているのかもしれないなぁ・・・
お話までが宙をすっ飛んでしまった!という感じです。
何でどうしてこうなるのか、印のありかを示す本はどこへ消えたのか?それなしに殆どの印を彼は感で?暗示で?閃きで?見つけたようですが、それじゃァ物語としては成り立たないかもねぇ。
それにこの手のファンタジーではお決まりの少年の成長譚としての視点が双子の兄の存在と年上の美人のお姉さんへの執着とを乗り切ることだけに当てられているようなのが舌足らず?なのか不満でした。
折角逞しく育ちそうなキャラクターを持っている少年を起用できたのですから、勿体無い!それに周りの家族(特に父親の存在の処理)・古老って殆どこの映画では意味のない存在にしかなってなくて、闇のライダーも「ロード・オブ・リング」の乗り手の半分も怖くなかったもんなぁ・・・
あぁあ、私ってどうしてこんなにファンタジーって付くと弱いのかなぁ?とぼやきながら、でも霧と靄?回転浮遊感?橋と屋敷の雰囲気?まぁ、それなりに楽しんだじゃないのさと言い聞かせて帰ってきました。
この原作本当に「ゲド戦記」と並ぶ?かも。それなら読む価値あるかなぁ・・・そっちの方に賭けてみようかな?