アイム・ノット・ゼア
映画タイトルINDEX : ア行 5月 17th, 2008アイム・ノット・ゼア サントラ カレン・オー ロジャー・マッギンソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2008-01-23 売り上げランキング : 12323 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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監督 トッド・ヘインズ
出演 ケイト・ブランシェット、クリスチャン・ベール、キース・レジャー、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ベン・ウィショー、ジュリアン・ムア、ブルース・グリーンウッド、シャルロット・ゲインズブル
ボブ・ディランの歌はかなり聴いているとはいえ、私は彼には殆ど知りたいと言うほどの興味は無い。それなのにこの映画を見に行ったのは一にも二にもケイトが出演しているから。
そして多分この映画の構成とかそれによってあぶりだそうとした、もしくは解析しようとした、理解しようとした、ボブという「大人」に関して私は見終わって何らかの得たものがあったか?と言われると非常に心もとない。多分監督の意図した意味では全く私は映画を見た!とはいえないのだろうと思う。
唯一つ見終わって分かった!と思ったのはケイト・ブラシェットという女優の凄さだ。嘘ッ!って言うくらい、彼は、いや彼女は、一時のボブ・ディランを彷彿とさせた。
私みたいな音楽にいい加減な片手間で聞いているだけの人に「あぁ、ディランだ!」と、思わせたのだから・・・。ここはやっぱり「ウソッ!スゴイ!」と言うべきだろう。
ますますこの女優さんの出演映画から目を話せなくなったよ!
それだけで私には大収穫だったのだけれど・・・キースの事を思うと切ない。「え?そんなにファンだったっけ?」そうなのよ。自分でも不思議なくらい彼が惜しまれる。「パトリオット」「チョコレート」「ロック・ユー!」「サハラに舞う羽根」「ブロークバック・マウンテン」「キャンディ」見た映画を指折ると・・・これだけ、いやこんなにもある。「ブラザー・グリム」はみそこなったのだが「カサノバ」はイメージに合わないと切り捨てたのだった。見ておけばよかったかも・・・と今頃思ったりして。だが「ブロークバック・・・」の彼は素晴らしかったのだ。
おかしなことにこの映画で彼とシャルロット・ゲインズブルの絡みを見ていたら「僕の妻はシャルロット・・・」が頭の隅のほうで映像を結んでしまいどうにも邪魔になって仕方が無かった。女優さんのあの手の映画はやっぱりいけない。地上から浮いた映画の楽しみが地上に無理やり引きずり落とされてしまう。
ま、それはともかくも、ある意味、私にも面白い映画だったことは確か。
人格を、一人の人間の人生を掴もうという努力をすると、傍でそれを試みると、結局時代ごとに、年齢ごとに分解していくしかなくなる?変遷していく人間の成長過程は変化ごとに、「それは別人格だよ」と、捕らえるのが一番簡単なのかもしれない。そう思えば理解できない変化も何とか受け入れられる?えーそうなのかなぁ?ソリャそうすると面白くもあるけど?
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