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オリジナル・サウンドトラック「最高の人生の見つけ方」 オリジナル・サウンドトラック「最高の人生の見つけ方」
サントラジェネオン エンタテインメント 2008-04-23
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監督  ロブ・ライナー
出演  ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、ロブ・モロー

題がいけてません。でも「アウェー・フロム・ハー」式芸のなさよりはましかもしれませんね。少なくともどんな映画なのか想像はつきますし・・・そしてとりあえず外れてはいませんから。
既に見てしまった人、何人もの人から「良かった!」と聞いていてお尻がむずむずしていたのですが、「行く!」という旦那が「もう一つ気分が乗らない」なんて先延ばしにするのでやっきり(何語?)しちゃいました。「人間の死を扱ったものって厭な感じがするじゃないか」と彼は言いましたが、男の人の方が老後を見つめるのが苦手なのかな?大抵のご主人は妻より先に死ねるという(妻に介護してもらえるという?)幻想を抱いているようですものね。そう上手くいくかな?
それにしてもこのお二人、ジャックとモーガンの演じる主人公たち、見事でしたね。モーガンさんはいつもどおりの理知的な穏やかな役柄を手馴れて?演じていた感がありますが・・・それを言うならジャックさんもですか?彼のキャラクター「憎めないのよね!」を最大限に見せてくれていました。全く、ゴッサムシティの悪人演じたって可愛い所を垣間見せちゃうのだからもうお手上げよね。
本当に彼は、彼の演じたエドワードは可愛い人でしたが、中々特異な人格でもあります?本当だったらかなり同室になるのは厭な人のはずですよね?でも一人であそこまで成功したってことは・・・やっぱり伊達ではないのですね。同室のカーターに対する言葉の端々に心遣いとユーモアと稚気を感じさせましたものね。それを言うなら秘書さんですか!彼は秀逸でした。エドワードと彼のやりとり、楽しかったですねぇ・・・私も下手な夫だったら?彼の方にそばにいて欲しいかも!・・・あぁ私も(彼を雇えるほどの)富豪だったらねぇ・・・とは映画全般見終わっての感想でもありますが・・・。カーターのささやかな最後のやりたいことリストがあんなに豪華に替わったのは・・・カーターがあんなに愛していた家族のそばから最後離れていられたのは・・・あのリストを最後に見直して、エドワードと共に私も気が付いた次第です。感動もありました!
でも、男の人にはああいう気分って、し残した遊びをし尽くしてって気分、きっと底に沈んであるのでしょうね?・・・と、思って私にもあるのに気が付きました。
最後の時間をどういう風に過ごしたいか?真剣に考えた人が多いでしょうね?あのリストを見てから。
本当に残された時間を知ることが出来たら・・・子供に迷惑をかけない葬式代を除いてその期間で使い切ってしまえるのに・・・とは現実的で現金な私の思いです。そういえば昔40歳までに4千万貯めて、着物を着て過ごせる人になるのが(つまり家事をしないってことよ)夢だと言った友人がいたなぁ。でも、その金額じゃ最後の夢は買えないかもね。だからカーターの最初のリストのように?お金で買えない望みを抱くことにしましょう。
いずれにしても女性は最後はお一人様になる確率は確かにとても高いのですから・・・考えておいても邪魔にはなりませんよね。
それにしても人生の最後にも?楽しい夢を見させてくれる素敵な映画でした。明るい気分に成れたじゃないの?それにしてもエドワードは、彼の顔や表情は、本当に可愛いかった!それを思い出すだけでも、私はニコニコよ!