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ジェイン・オースティンの読書会 ジェイン・オースティンの読書会
Karen Joy Fowler 矢倉 尚子白水社 2006-01
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監督  ロビン・スウィコード
出演  キャシー・ベイカー、マリア・ベロ、エミリー・ブラント、エイミー・ブレネマン、ヒュー・ダンシー、マギー・グレイス、リン・レッドグレープ、ジミー・スミッシ、マーク・ブルカス
この映画を見に行くってことは・・・当然!私「オースティンのファンです!」って言っても私の読んだのは「エマ」「高慢と偏見」「分別と多感」の3作だけです。もっとも予告編で見て「行こう!」と誘ってくれた友人はオースティンは読んだことは無いそうですが「本を知らなくても映画は楽しく見られた!」と言っていました。
オースティンの6作品と映画の主人公たち6人とが何らかの関係をうかがわせることは確かですが、かといって本の中の人物そのままの設定でもなかったのですからそうでしょうね。
ジョスリンとエマが一番似ている部分があったかな?とは思いますがそれも「他人の縁結びが好き」という点ぐらいでしょうか。
三作読んだだけで言うのはおこがましいのですが私は特に「高慢と偏見」が好きで、この作品は落ち込んだときに読む定番作品の一つです。「人生って捨てたものじゃない!」感に満たされるのです、多分。それとロマンス?その感じがこの映画にもありました。主人公たちはそれぞれに悩みや問題を抱えていたのですが読書会を重ねる日々の中で変化があります。それも明るい方向への変化が。その点でこの映画も落ち込んだ人への応援になる因子を持っていて好感が持てました。
どの人物もとてもよく分かる感じがするのですもの。身近にいる普通の人?だから変な感想なのだけれど、グレッグを演じたヒュー・ダンシーは丁度少し前に見た映画「いつか眠りにつく前に」では恋に苦しんで事故死する哀れな役だったので「今度は実ってよかったね。」なんて言ってあげたくなっちゃうほど近くにいる青年?になってしまって・・・同じことがエミリー・ブラントの演じるプルーディにも言えて・・・。もっとバーナディッドの6回の結婚生活は日本では一寸お目にかかれないタイプかも?ま、そんなわけで身近にいる似た感じの人の事を思い出してしまうような部分があって、それはそれで面白かったな。読書会に限らず、いきずまった時は誰かに話すだけでも道が開けることが・・・!意見をはばからず言える場があればさらに申し分なし?

それに確かにオースティンのまだ読んでいない本、読んでみよう!という気になったのが収穫。それにしてもナンデ今まで読まなかったんだろう?

図書館で検索する時はジェインとジェーンの両方でするべし。出てくる本の数が違うのね。
 

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