rakugomusume.jpg rakugomusume1.jpg

rakugomusume2.jpg rakugomusume-3.jpg

落語娘 (講談社文庫 な 73-1) 落語娘 (講談社文庫 な 73-1)
永田 俊也講談社 2008-06-13
売り上げランキング : 15152
おすすめ平均 Amazonで詳しく見る
by G-Tools

監督  中原俊
出演  ミムラ、津川雅彦、益岡徹、伊藤かずえ、絵沢萌子、森本亮治、春風亭昇太、なぎら健壱、金田龍之介

今年の邦画では好感度「山桜」に次ぐ位置かな?はて?今年は余り印象の強い日本映画が少ないのかな?そんなはず無いけれどなぁ・・・面白かったのは・・・「相棒」?「チーム・・・」「クライマーズ・・・」は圧倒的に本だったし・・・小品の「アフター・・・」「ジャージ・・・」「歩いて・・・」なんてのとどうよ?このまだ真夏って暑さに繰り出して年末みたいに今年の邦画を総棚ざらい?そりゃ早過ぎ!
これは津川さんの映画でしたね。「面白かったところは・・・?」って思い返すと津川さんと絵沢さんの顔ばかり浮かんでくるのですもん。
若い時はイヤミな男だと思っていたもんですが(失礼)、今じゃ男は遊ぶと味が出るもんかな?なんてついうっかり思わされてしまいそうなほど面白い俳優さんですよ。
ほんのおつまみ程度の高座だったのが、つい「惜しい!」って声をかけたいほど本物の若手の下手な落語家さんより上手い!って思っちゃいましたもの。この前見た伊東四朗さんもよかったけれど、やっぱりもう一つ上をいっていたなぁ!味だね?決め手は。
幸いほんのちょっと前に安藤鶴夫さんの本を読んでいますからね、ちょっと前の感覚だったらあの三々亭の師匠なんて寄席系奇人変人の列には入れるような代物ではございませんってくらいなんですけれど・・・三松亭の師匠が実際に現在主流なんだろうと思うと・・・落語界の将来が・・・心配でしょう・・・?いろんな変人奇人傍若無人が生きぬけてこそ名人は生まれる!
実際途中に劇中劇みたいに下手な芝居入れなくても三々亭さんでやれたんじゃないかなぁ・・・って思えたほどでした・・・って、やっぱり・・・志ん朝さんか?先代正蔵さん?
落語のオチに映画のオチがポンとついてハイけっこう毛だらけ・・・でしたが、旦那がぽつんと言いました。「女の落語はやっぱり駄目だ、大体あの声で話し終いまで聞かされるのきついよ。うるさい!」
「低音の私のおしゃべりにもうるさい!という奴ですからね。でも確かに!ミムラさん大学落ち研のスターにしてはちょっと下手すぎって、あえて言わせていただきましょう。
でも女流落語家としては声の鍛え方、話の選び方、女性立場の新作創作ってなあの手この手の手段で・・・そのうち上手い人がでてくるんじゃないでしょうか?と、ここはぜひとも期待しておきましょう!女性の上手い朗読家、アナウンサー、講釈師、漫談、弁士・・・・・・いろいろいらあな・・・でしょ。