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監督  ジョージ・C・ウルフ
出演  リチャード・ギア、ダイアン・レイン、スコット・グレン、ジェームズ・フランコ、クリストファー・メローニ、ヴィオラ・ディヴィス、パブロ・シュレイバー

お外で遊ぶつもりだったのに、雨になっちゃったので「映画でも行く?」ということになりました。雨が降らなかったら見ないところでした、が、映画は久しぶりだと言う彼女に選択を譲ったらこの映画になりました。全く、彼女はハンサムに弱いんだから・・・?
彼女が大ファンだった11歳我等より年上のロバート・レッドフォードさんの映画にもうロマンは期待できませんが、「一つ年下の彼ならまだロマンチックな気分にさせてくれそう」と?
こういうハンサムは私好みではないのですが、それでもタキシードを着せて赤いバラを1輪持たせたら彼は最高に格好いいことを認めるにやぶさかではありません。
実際余りにも素直なラブロマンス(もう死語かと思うような世界ですが)にすっかり酔いました。「よかったわねぇ!」という彼女のため息に、確かに女性には幾つになっても?「LOVE処方箋」はお疲れに効く最良の薬だと思った私です。ダイアンが恋に落ちてきれいになっていく分見る私たちも元気になっていく?
実際は「あれだけの状況を作ればああいう関係になれるか?」なのですが「彼らは肉食人種だから」なんて答えが言えます?
一目ぼれのエネルギーに差があるとしか思えないんですもの。
「間違っても私には有り得ない」というところが痛くて切ないです。ほら、私のコメントも妙に恥ずかしげでしょう?照れていますよ・・・?でもたまにはいいでしょう!
見てから1週間も経ってから彼女からメールが来ました。
「あれって最後の初恋っていう題だったのね?最後の恋だと思っていたのよ。何で初恋なの?」
彼らにとっては、というより彼女にとっては最後の恋と言い切れなかったからかな?彼女はまだ十分以上に美しい!まだまだ・・・これからも?彼にとっては間違いなく最後の恋。でも・・・「恋ってさ、している人にはいつも初恋なのよ」なんて気障、私にいえると思う?
だから私の答えは「さぁ?」
お互いの子供たちの描き方がちょっと出来すぎで、如何に彼らが美しい心を寄せ合ったとしても、ああ素直にいけるかどうかという部分もあるけれども、スコット・グレン(この俳優さんのとがった顔、昔から好きなのよね)の「妻の目の色は何色だった?」というような心にぐっとくるような部分もあって、まずはそこそこのカタルシスを与えてくれた。
何よりあのロケーションなのよね。あの海、嵐の後の凪、あの家!
そして崇高な最高の死を配したしね。ヒロインの身代わりになってくれるという設定以外には恋人の死としてもうこれ以上の死に方はないでしょう?

 今日、少々お年上の友人と話していて「最後の初恋」見てきたと言ったら「リチャード・ギア、まだ恋に耐えれる?」と聞かれました。女性の心配はやはりそこのようです。「まだまだいけると思うよ」と答えたら、早速明日出かけるそうです。ね?
 

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