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監督  ロン・ハワード
出演  トム・ハンクス、ユアン・マクレガー、アイェレット・ゾラー、ステラン・スカルスガルド、ビエルフランチェスコ・フアヴィーノ、アーミン・ミューラー=スタール

「原作読んで、面白かったから行かない?」「え、私も読んだよ、行こう!」即決。って、ダ・ヴィンチ・コードも彼女たちと行ったんだった。本の内容、凡そのことは覚えているけれど・・・完全には覚えていない・・・って言うくらいの記憶のあいまいさで映画を見るのは危ない!映像の方がどうしても主張が強くなる、っていうか目から能に滲み込むからあいまいな記憶は映像に乗っ取られてしまう。
だから最後に彼女が「本では彼も乗っていたよね?落ちたのティベレ川・・・良くあんな狭いところにぴったりと降りれるもんだっておかしかったね」って聞いてきた時・・・「エッ、あー、そうだった?」と語尾があいまいになってしまって・・・コリャこの「題」で思い出すのは映画の方になっちまう!と、諦めた。本でだと、とても長い時間のことのように行動の量・濃さに疲れ果てた印象がある。
それが、実際ほぼ1日の出来事を、映像は確かにフルスピードで描いているのだから記憶へのしみこみ方が圧倒的なのは当然といえば当然!
ローマの観光名所を駆け抜けた満足感は物凄くあった!
「ナヴォナ広場の噴水の池、絶対あんなに深くなかった!」
「うん、絶対。あたしあそこでお茶飲んだもん!」
「でしょ?そうよね、私もお気に入りの広場よ。」
と満足げな私たちはお互い2度のローマ滞在経験アリ!そして見終わった後、「今年4人でローマまた行けないかな?」です。
観光映画といわれているそうですが・・・見た後は誰だってローマ・バチカン行きたくなります。ダ・ヴィンチ・コードのロスリン絶対行きたいと、まだ思っているのですから。
宗教と化学の葛藤については宗教の基礎も無く、化学には漠然と敬意を抱いているだけの私には結局興味は美術的、文化的なもの、好奇心を刺激するものだけというわけです。
結局映画としてはそれが一番、日本のご婦人たちに効果のあったところではないでしょうか。物語はそれなりに順序良くスピーディに展開して、一緒にローマ中を駆け巡った満足感はたっぷりあるのですから。しかもコンクラーベなんかの手順や雰囲気もしっかり学べて文化的にも色彩的な美しさにも・・・お得!感あり。
何が復讐になり、何が過去の因縁であり、何を何から阻止しようと走り回ったのか・・・終ってみても?
トムのラングドンさんは前回より少しシャープになって、許せる状態?で、ユアンさんのカメルレンゴは真剣さがあっていい感じだったし。でも一番良かったのはスタールさんの演じたシュトラウス枢機卿、あの「イースタン・プロミス」のロシアン・マフィアのボス、怖かったですものねぇ・・・だから、悪人のイメージがしっかり残っていたし、やられましたねぇ。大体胡散臭いお顔ですよ、とても聖人君主には・・・ねぇ。それにステランさんの演じたリヒターも、絶対ひと癖あって・・・うまい配役でしたね。これが映画の強みっちゃ強みなので。こうこられると面白くなっちゃって・・・
 

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