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監督  ウディ・アレン
出演  スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、レベッカ・ホール、パトリシア・クラークソン
外人の夢に見るスペイン、バルセロナってこんな感じだよね?
って、思いながらバルセロナ&その近郊?を見ていました。
最初から音楽とあっけらかんとばらしてしまう簡易な安直なナレーションとで、見る私も完全に観光客の乗り。
それもバルセロナに憧れている・・・観光客?今年春スペイン旅行をしてきて、バルセロナの印象はまだ新しい。けれどそれだけに取り落としてきたバルセロナの見所を一生懸命捜し見ようという気分が勝った。
登場してくるはずの三人三様の美女たちは女性の私が見ても申し分が無いし、いい案内人になるだろう。
バルデムさんは「海を飛ぶ夢」「コレラの時代の愛」に次いでの3本目だが、どうにも好きになれないタイプのお顔なので、彼女らが彼に引かれる理由が見つからない、というのが唯一の難点か?それとも魅力というものはただただ危険性と芸術と豊かさの中にあるのか?
「あんな人生送っていて、よく生きていけるよね?それがスペイン?」と思った時点で映画の世界から墜落するんだろうな・・・と思えて、ここで踏みとどまることにした。つまり何も考えないことに。こういう3角だったり4角だったりする?人間関係まじめに考えられそうに無いのだもの。ここは一夏の観光客の夢と甘い揺れを楽しませていただこうじゃないの?傍観者!
スカーレットさんはいつものイメージでそのマンマな気がするけれど、ヴィッキーの惑いはレベッカさんの繊細な美貌と普通の女性らしさで感情移入できますし・・・なんて、ロマンチック・コメディ(に成っているのかなぁ?)楽しむ体勢を整えて。何より彼女の叔母さん?のジュディの一生懸命の後押しがおかしいし!ジュディの気持ちが一番わかる年なんだぁ・・・私。コッチに近い年なんだぁ・・・なんかめげる。
ところがそこにマリア・エレーナの劇的な登場。
もうすっかりさらわれました。いやもう・・・本当に美しいんだもの!彼女のスペイン語でまくし立てるところなんか、なんか陶然としてしまいます。信じられない生き方、いや行き方?
頭と心のどんなすき間にも、髪の毛一筋も、こんな女性の欠片、普通の女性にはありませんもの。世の全ての男性の憧れるというかイメージするスペイン女を完全に具現化したシンボルですかね?魅力的だ!ひたすら魅力的だ!やってられないけれど!とアメリカ女はすとんと影になりました!
夏は冒険が似合う!スペインも冒険が似合う!どう生きても自分の人生、そう思うと犬に食わせたい我人生?チェッ、ツマンナイ。