監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演 アンジェリーナ・ジェリー、ジョニー・ディップ、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、ルーファス・シーウェル、スティーヴン・バーコフ
二人分くらいの長い名前の監督さん。 私は映画を論ずる人間ではないので監督さんには言及しないのだけど…この監督の名前は…ある意味印象的。で、「善き人のためのソナタ」の前作?は忘れられない作品で、それと比べてこの作品は?と、思うとき…忘れるな!と残念に思う。顔合わせは確かに抜群! だけどなぜかジョニーさんはどうもうまく期待に合わない。というより期待通りになってくれない。…と私はこぼしたい。 ジョニーのハンサム度ばっちり見せてくれるかと思うと…これがねぇ。 パイレーツのシリーズとかアリスとかチョコレート工場とか…あの種の映画は嫌いではないですけれど(本音は大好き!)、特にパイレーツは大大好きですよ。でもジョニーをジョニーとして見れる映画もたまには見たいのに…「パブリック・エネミー」も期待はずれだったし…これも今一納得できない。 アンジェリーナさんには期待通り見事に魅力的な女性を見せてもらえたような気がするのに…この納得のいかなさはどこから来るのか?そう、物語ですね。 ひねったようで…わかっていたような。驚きが今一なくてね。お二人ともなんとなくけだるく映画とっているんじゃないの?と、屋根を走るジョニーにさえも感じていました。だから…ばれるよ。でもね、景色と美男美女は一応堪能できた。美男の中には当然私の場合だけかもしれないけれど、ポール・ベタニーさんも入るの。 もっともこの映画の役柄は気の毒だったとしか言いようはないのだけれど。 それと「ジェーン・エア」のロチェスター役で忘れられない(007ではありませぬ)ティモシーさんを久しぶりに見られたことが良かった。スター二人を見るのだったら、この二人より小粒な感じはしないでもないけれど、トム・クルーズとキャメロン・ディアスの「ナイト&ディ」の方が数段楽しめたな。
次はまたパイレーツか! 楽しみなことは楽しみなのだけれど…う~むむむ。
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