パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

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監督  ゴア・ヴァービンスキー
出演  ジョニー・ディップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレー、ジェフリー・ラッシュ、トム・ホランダー、ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、ナオミ・ハリス、キース・リチャーズ、ケヴィン・R・マクナリー

見たくて見たくて、首を長ぁ~くしていましたが、どこかであの音楽を聞くたびワァークワァクしていましたが、ようやく見てきました。首が長く伸びていた分不利?になったかな!
同じバタバタめまぐるしいコミカル冒険活劇?でも、なぜか2の方がずーっと面白かったな。顎が外れかけたものねぇ。だからこそ期待も膨らみきっていたのに。
でもそれはこっちの勝手かな?考えてみればあれだけのテンション維持してさらに意表を突いて面白楽しくっていうのは実に難しいよね。しかも思いっきりどたばたわくわくさせた上でを期待されているのだから。
しかも、2で解からなかったこと3で全てわからせてくれるとも期待していたんだから・・・
多分製作に携わった人は皆ちゃんと自分の中でつじつまはあっているんだろうね?
でも私は回答を覗き損ねたのかなぁ?それとも答えはまだこの先に?
勿論ジョニーは期待通りと言うかそのままというか平行移動というか?だからそれでいいかっていうとそこが難問なんだねぇ。
分身ジョニーは面白いアイデアだったし楽しんだよー、あの白い塩?砂漠の海賊船は一寸いい感じで楽しい美しい夢みたいだったよー、船の間を跳び跳ね行き来するジョニーは真骨頂だったよー、エリザベスと別れる時もいい感じのジョニーだったよー・・・で、最後のジョニーの表情とシチュエーションだよねぇ・・・まさか?4でブラック・パール号取り戻すって?かな?それ、期待すべきかな?いやどうかな?謎々の正答は知りたいんだけど・・・はて?知るべきか?
我ながら素直なジョニー様大好き冒険大好きワクワクフェチの観客なのね、私!
お気に入りと言えばあの渦潮だね。カリプソの渦?
〈名にしおう激流の瀬戸。門司・赤間・壇ノ浦はたぎッておつる潮なれば、源氏の船は潮に向っておしおとされ、平家の船は潮に乗ってすすみ、源平死力をつくしての戦いは、はじめ、平家に有利・・・〉なんて・・・フライング・ダッチマン対ブラックパールはたぎって落つる潮の中・・・なんて節が付きそうな按配・・・そういや連休に瀬戸の渦潮覗いて来たとこだっけ、それより台風の目というべきかな?素敵な渦潮でしたねぇ・・・!あの中の二艘の襤褸船のなんと楽しくワクワクさせてくれたことか・・・
ただね雁首並べた折角の9人の海賊が小粒なんだもの、出番が妙に中途半端で・・・キース?ジョニーに(が?)似ていたよ!
だからか、なんだかバルボッサが一人勝ちした印象なの。
演技力でジョニーの存在感に太刀打ちできちゃっていたもの。
ラッシュさんて何をやってもその場をさらっていく感じがするのよ「やられちゃったね?」って主演の俳優さんに同情して上げたくなるような。ただこの映画、演技力は必須?って気もするね。いや、とんでもない絶対必要条件!ですよ。じゃなけりゃこれほど、3まで、引っぱれました?
で、ここに来てオーランドさんがやっと男になれた感じです。
中性と少年の間をさ迷って大人に成りきれなくて歯がゆかった感じがキレイに拭い去られました。
だから?私もエリザベスになりたいなぁ・・・、10年に1度1日だって?いいな!いいな!でもヒョットするとディヴィの代わりになっちゃったウィルは年取らないんじゃないのかなぁ・・・10年で1歳だったりして?いかに美貌のエリザベスでもそれじゃ辛すぎる・・・?
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ボビー

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監督  エミリオ・エステヴェス
出演  アンソニー・ポプキンス、イライジャ・ウッド、マーティン・シーン、シャロン・ストーン、ヘレン・ハント、デミ・ムーア、ハリー・ベラフォンテ、クリスチャン・スレーター、ウィリアム・H・メイシーリンジー・ローハン、ヘザー・グレアム

あの時代を記憶している・・・といっても、もう何枚もベールを重ねた向うだけれど。それにボビーの兄のケネディ暗殺のニュースの時の衝撃も忘れていない。ケネディ家はそれまでがどんな栄華を重ねてきてあれだけの家になったのかは知らないが、ジョン以後悲劇の家として永遠にアメリカの歴史に残るだろうということは確かだろう。
でも、この映画はJ・F・ケネディ暗殺に関して作られた幾つかの映画のように暗殺犯人を割り出そうとするような映画ではなかった。ボビーの暗殺当時のアメリカの普遍的な?ホテルの一日を、日常を描いているのだ。あの日のアメリカ人たちを!
あの日、あの時・・・不思議なことに私にとっては、登場する俳優たちそのものがあの時の具現のような感じだった。
アンソニーはいつもながら柔らかな存在感を表現できる最高の役者さんだし、彼がいるだけでそこには暖かさをまとった懐かしさが醸しだされる。古きよき時代だったような。でも実際は暗殺が行われた時代だったのだ。普通の時間の中に紛れ込んだ異常。平和な日常の中に突如として起こるテロのような。アメリカは変わらないし、世界は変わらない。そこに住んでいる人間も変わらない。過去は今に他ならない。映画が描いているのはそういうもののような気がした。
けれど、シャロン・ストーンとデミ・ムアの今の姿は私には失われた時間の経過を如実に思い知らせる。「あぁ、なんと時が立ったことか!」世は移り人も移る!彼女たちは円熟して昔の美しさを私に思い起こさせる。なのにアメリカは円熟していかない。彼女たちの栄光はまるで過去のアメリカの栄光の様。しかし新しい人、若い女優たちが又彼女たちの栄光の道をちゃんとなぞってゆきつつある。時代は進み変わってゆく!
しかし不思議なことには男の俳優さんたちにはそういった感慨がわかなかったのだ。ウィリアム・H・メイシーもマーティン・シーンも代わり映えしないしアンソニーの老成もイライジャの子供っぽさも感慨にはならない。
男が変わっていかなければ世は変わっていかないのかも・・・って、理不尽な考え方だけれどふとそう思ってしまった。
あの地でアメリカンドリームが伝説である間は、夢を見続けられる人と夢から醒めた人がいる間は、いや只単に人間が踵を接して生きている間は日常と異常は常に背中合わせ?
それを丹念に見せてくれた後にかぶさるボビーの演説!
永遠に色あせない希望!やっぱり人は希望が欲しい!理想を抱きたい!良心もある!絶対ある!
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バベル

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監督  アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ
出演  ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、
菊池凛子、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザ、二階堂智、エル・ファニング

「バベル」と表題を聞いた段階でこの映画のモチーフというか監督が言いたいことの概略がわかるような気がしましたが、はて、ブリューゲルの「バベルの塔」ほどの?映画大作が出来たのでしょうか?
旧約聖書でもこの話は面白く読んだような記憶もありますし・・・ちょっと素通りしたくない含蓄満ち溢れた心躍る題ですし・・・後ろに「ベン・ハー」「スパルタカス」「十戒」「クオ・ヴァデス」みたいななつかしの大作が顔を出しているんじゃないでしょうか・・・なんて・・・現代の巨匠がどんな塔を築き上げたか見てみようじゃないですか?
入り口で「上映開始から1時間20分後のクラブ内のシーンにて。1~2分の間、照明が高速で点滅するシーンが・・・云々」のお断りを貰って、ちょっとドキドキ?なんか凄いものが見られるのかなぁワクワク?
・・・!やっぱりバベルの塔は築き上げるのは本当に難しかったようです。何を表現しようとしたか。何を描きたかったか。何を伝えたかったか。ということに関しては私なりに受け取った物はありました。4つの国、4つの言語。すでにして、人々は分けられ共通の物は何一つ無く、理解し合い繋がり合い知り合おうとなんか、はなっから思っていない人間たちに1発の銃弾という災厄?が降りかかることで、繋がってしまった物語。風が吹くと桶やが・・・ですか。
この監督はメキシコ人だそうで、それでかな、メキシコの結婚式の挿話が一番地に足が付いているというか生き生きしていたなぁ・・・裏返すとこの中の日本部分にはちょっとナットクが行かなかったってこともあるのだけれど。そうそう入場時に渡された「照明高速点滅」はまさかと思った日本シーンでした。驚いたけれど、確かに渋谷は私にとって既に?得たいの知れない町だから、「こんなのかな?今の渋谷は?こんなんかな?今の高校生は?」でもあったのだけれど。ただ今の高校生がどんなであるにせよ、この子供たちが世界中で「日本の女の子って・・・」の基準にまさかならないでしょうね?いえ、ソリャどこにだって色々な状況下の色々な人がいるでしょうけどって百も承知。その上でデモネです。言葉も心も通じあわなくなった関係を描くのに父娘を持ってくるのはいい!通じ合えない表現としての聾唖もいい!それでもデモネと思ったのです。この監督の中にある日本てなんでしょ!これですか?
それだけでなく、きっとモロッコの人もきっと描かれたモロッコに悲しむのじゃないでしょうか?モロッコの現状が「あの感じ」だとしても、描かれる子供は何故ああじゃなければならなかったのか、そこに全く共感も理解も抱けませんでした。
彼が妻・子を取り戻せたとしてその代償は?で、日本人の父娘が理解しあえたとしてその代償は?
大作の印象はあったし、気宇も感じましたが、読み解いて理解したいという気持ちになるには厭な棘が幾つもあって不愉快だなぁと思ったのです。
お互いの心を繋ぎあうための旅行に何であの土地を選ぶの?子供を失ったらしいのに何故大事な子供を子守任せに出来るの?テロが怖いアメリカ人旅行者が無防備に何でイスラムの地へ出かけていくの?子守の事情に無頓着でその結果に責任をどう取るの?他人の子供を守りきった子守が全てを失ったことに?アメリカ人の前で自己を通じさせられなかったあの能天気な甥はどうなるの?子供を殺された父親に何を伝えられるというの?あの悲しみをどう贖うの?あの国とこの国のために一方のあの国とこの国はツケを払わされると?世界の今はこんなだと見得を切りたいの?それがなんになるの?・・・とまぁ、こんな気分でいい訳はありません!それが狙いでしたか?この棘こそが意図だと?結局こんな風にメキシコ人には日本もモロッコも解からないのですよって?そもそも神は人間が嫌いなのかも!
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ハンニバル・ライジング

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監督  ピーター・ウィーバー
出演  ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス、ケヴィン・マクキッド、スティーヴン・ウォータース、リチャード・ブレイク、ドミニク・ウェスト、チャールズ・マックイヴノン

最近ハムレットになることなどまず無い。真剣に考えなければならない状況が全くと言っていいほど無いのだ。子供は育ったし、老後には未だ遠し?だし・・・だからってこんなことでこんなに真剣に悩むなんて我ながらアホヤネン・ヒマヤモン・・・とは言え、ハンニバル・レクター=アンソニーのことと思えば真剣にならざるをえない・・・でしょう?
ギャスパー・ウリエルは「かげろう」「ロング・エンゲージメント」に続いて三作目だが、確か「美貌の新星」と謳われていたんではないかな?だけどそれはごく?フランス的な意味でだと私は前二作で了解した。
あまりと言えばあまりにアンソニーとはタイプの違うお顔。そんなわけでこの作品に異論があったとしても「あのハンニバル」とは別のどこぞかのハンニバルの映画だと思い切れるではないか!・・・とまぁこんないいわけだが、実際はハンニバルの前半生・幼少時の設定への興味に引きずられてもいたのだ。
作家がどのような人物を作り上げたかったのかということを知るには本を読む方が手っ取り早いだろう。
ただ、私は映画「羊たちの沈黙」で金縛りになっているので、ある意味あの映画の中の「ハンニバル」の魅力の強大さにクラリスになって?しまっているので、今のところ本を読むつもりは無いが。
だから私の中ではクラリス(ジョディでもジュリアンでも)の登場する2作が真正「ハンニバル」、グレアムの登場する話は「外伝」という位置づけになっている。だからこの作品も当然「外伝」か「亜流」に入れるという方法も?
監督だって皆違うんだからさ!・・・と、まだハムレット?えーい、尼寺よりは映画館へ行け!

第二次世界大戦中のリトアニア、ナチとロシアのせめぎあいの地が舞台となればどんなトラウマでも用意できるという点で「あのハンニバル」の生い立ちを作ると言うのは「ハンニバル」を生み出してしまった作者にとっても物凄く大それたことだったのではないかな?という感じだった。リトアニアのレクター家をトランシルバニアのドラキュラ家と区別して?リアリティを貼り付けるにはやっぱり戦時下の異常性がベストだったのだろうか。新聞をひっくり返せばもっと恐ろしくも異常な恐怖のトラウマを叩きだせるだろう時代に?
その割には、あの生い立ちに医大生時代を足しただけでは、イタリア時代のレクター博士のあの教養・文化度?洗練性・優雅さ?に追いつくにはその後の深い学問と洞察とセンスが必要でしょう?それには?なんてついこの後のレクターのことにまで思いふけってしまった私ですが。
「フランスの理解する!ジャポニズム?」をいかに振りかけようと「あのハンニバル」を醸し出せはしないぞぉ・・・それともこんな「異質な異国」がいびつな精神形成に関与したとでも?それはちょっとぉないでしょ?この時点で私の集中力は落ちたかもしれない。
「あのハンニバル」は「あのハンニバル」として生まれるしかなかったので、どんな幼児期も彼を形成することは不能なのではないか?そんなわけで?
「それにしても最近は外国の日本の理解度が増して映画の中でおっそろしくおかしな日本を見なくてもすむようになって来たなぁ・・・と思っていたところだったのに!」とか。
「コン・リーさんも日本人役(SAYURIは見ていないけれど)が来ることに慣れてる?かも知れないけれどせめて日本人女優使って欲しかったなぁ。」とか。
「鎧兜に祈っても、能面ブラブラでもいいけど?レディ・ムラサキの終始妙に思い入れが多すぎるような悩殺風?流し目視線は日本女性の一人として厭だなぁ、一応叔母さんだよ。」とか。
「あの首謀者の男の顔が・・・誰だ、誰だ、何で見たんだっけ?」とか。(「シッピングニュース」から「ノッチングヒルの恋人」にまでたどり着くのに苦労しちゃった。)枝葉末節に引っかかりまくってしまった。
ただ「あのハンニバル」だと思わなければ、ギャスパー・ウリエルって言う俳優さんはサイコ・スリラーにはもってこいの風貌で異常な幼児体験のトラウマが作り出した犯罪者の横顔を見事に見せたと思った。「復讐」というタガの外れてしまった異常犯罪者を。
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ホリディ

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監督  ナンシー・マイヤーズ
出演  キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、イーライ・ウォラック、エドワード・バーンズ、ルーファス・シーウェル

うわぁ、危ないところだった!
予告編見ただけで、この映画はジュードが出ているけれど・・・勿体無いけれど・・・やっぱりここは「降り」だろ?って思ったのです。
でも上映期間も長くなると・・・終りが近づいてくると・・・やっぱりジュードが出ているもん!となったのですが。
で、良かった良かった!とスキップ気分で帰ってきたのです。
ホント見落としていたら・・・と、思うとぞっとします。
大体予告編を作っている会社の社長が主人公という設定なのに、この予告は無いでしょ。あれじゃ、若い娘のばったりどっぷりありえないだろお伽の恋話で、オバサンには阿呆臭!・・・キャメロンだってケイトだってもうジュリエットみたいにひと目ぼれって娘っ子じゃないじゃん!だったのですが。
これだけ見事に作られていれば・・・私だってどっぷり填まって嬉しくなって人生もう一度何かが・・・???なんてウキウキ帰る羽目になるというものです。
しっかり夢見目?で幸福感いっぱいで帰ってきましたよ。ラブストーリーのハッピーエンド、いいねぇ。
キャメロンさんはあのまま地でしょ?ってキャラクターを目いっぱいに、その相手のジュードさんがまた珍しいほど正面切ってハンサムをハンサムに演じていて・・・イヤダ、恥ずかしい!ってくらいキャピキャピの恋がいい捻りで・・・「こうきましたかっ!」と満足感いっぱい!お二人の魅力全開で見せてくれたっていう満足感、キュートだわん!って?
それにもう一つの恋物語がまたこれがいいの。
早い話キャメロン+ジュードの話は短編で終るかもしれないけれど?ケイトとジャックの話はうまくするとヒューマン?ラブストーリーに持っていけるぞ!って程良かったなぁ。
キャメロンの大邸宅付社長はアメリカじゃないとありえない設定かな?日本にももういるのかなあんな金持ちの独身貴族?ちょっと引いてしまう設定だからかな、相手がハンサムジュードだったからかな?もう一つ遠くからにっこり憧れ見ていたって感じだったけれど、ケイトの恋の方は人柄がもう一段深く身近に思えて、その分最初の破綻している恋の部分の駄目感が身近すぎて?感情移入が過ぎちゃったかもしれない。ケイトさんは特別特上の美人って訳でもないのと相手がジャックさんだったことも効いているかも。
いい感じの二人だわ!って素直に受け入れて、文句も厭味もこれっぽっちも出てこない。うわぁチャーミング!って。
だからこの映画はまだ青春の記憶が尻尾のように残っている私?に夢見心地ラブと目いっぱい応援できる恋との二つを十分に堪能させてくれたってわけです!
さて、で、超遠距離恋愛ですよねぇ?この先見たいような?見たくないような!
それにしてもジュード・ロウさんて、ハンサムなのかそうじゃないのかはっきりしてって言いたい時がありますよ。その点私にとってはジョニー・デップと似たイメージがあるんです。二人とも役柄の顔になっちゃえる人なので?その意味じゃオダギリジョーさんもそうだな・・・と、この頃思っているのですけど。

私エドワード・バーンズさんの顔好きなんです。「プライベート・ライアン」でちょっと惚れたって感じなのですが、「彼女は最高」しか他に見ていないです。作品が少ないのか?やっと「出た!」と思ったらのっけからあれでしょ?なんかなぁ・・・と、そこにちょっと拘っていますが、映画は見落とさないでよかった!予告会社さん、各年代にアッピールする工夫してくださいな。あらっ、はなっから?想定外観客だった?
でも、私たちにこそ必要な映画ですよ!潤いうるおい!!
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ブラッド・ダイヤモンド

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監督  エドワード・ズウィック
出演  レオナルド・デカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー

ため息をついて帰ってきました。
なんか一つの時代が終ってしまったなぁ・・・って言う感がありました。まぁ、ここの所成長していると目を見張っていたレオナルド君ですが、「ディパーテッド」を見て覚悟はしていましたが・・・「あ~ぁ、もう子供じゃなくなってしまったんだなぁ・・・」
「ギルバート・グレイブス」のあの子が!「フルハウス」のあの子が・・・!もう子供の面影は一片も、欠片も、無くなってしまいました。ハワード・ヒューズには未だ甘さの欠片があったけどなぁ・・・チョット郷愁?です。自分の息子たちが巣立っていった時みたいに?(いやそれほどではありません、念の為)妙な寂しさがありました。気が付いたら彼の成長を映画館の銀幕の中で見守ってきた叔母さんみたいです?
そうそうもう一つ心しようと・・・無駄に思ってきました。
紛争ダイヤモンドというものがあるんだ・・・買うことがあったら要注意だぞ!・・・です。でもこれはちょっと虚しいかも。
宝飾店で「なんでこんなに色々な色の金があるの?」なんて聞いたことのある私です。宝石貴金属店には永遠に縁がなさそう!
「じゃぁ今度の誕生日、ダイヤの指輪と温泉どっちがいい?」と聞かれても「温泉!」と答えてしまうに決まってますけれど・・・ハハハ、一生入っていられる?あのピンクの大ダイヤモンド入手「たら・れば」で?
ジャイモン・フンスーさん。この人「アミスタッド」で始めて見ましたが、あのときの驚きは今も薄れていません。アフリカにこんな偉丈夫が!なんと見事!なんと言う尊厳!感動すら覚えたのです。
アフリカの黒人たちも色々な人種があってそれぞれの個性があるのでしょうが、彼の伸び伸び発達した優れた容姿はまさしく神が与えた最大の賜物だと思いましたし、演じている役柄からだけではない英知を感じさせました。この映画の彼はまたしても見事!でした。
素朴な大地の育んだ誠実な基本の人間、変な言い方ですが美しい大地があったら美しい人が育つだろう・・・という感じです。
でも実際はアフリカは列強の侵略以来様々な病気と貧困(搾取)と政治的分断に喘いでいるのですね。それをここのところアフリカを描いた映画で見ています。「ホテル・ルワンダ」の大虐殺は真実ですし、このシオラレオネの現状も事実でしょう。「ER」でちょっと描かれたアフリカも難民と虐殺と銃弾の響きに溢れていました。曽野綾子さんの「哀歌」もそうでした。
イラクでもアフガンでもアフリカでも少年兵のニュースは耳にしていますし。ツチとフツの同じアフリカ人同士の躊躇いの無い虐殺も、この虐殺も、人間のすることとは思えないのに事実です。
映画は事実を誇張しているのか、それとも現実ははるかにこの映像を凌ぐのか?答えを祈りたい気持ちです。
そしてそこには成功した?武器商人だけでなく資源搾取の甘い汁・利益から取り落とされたプア・ホワイト、一発逆転を狙って手先にしかなれなかった白人たちもいっぱい蠢いているのですね。
ルパンの傭兵はロマンでしたがこの大量殺戮銃器を抱えた傭兵崩れの人生の哀れさも含めて悲しいアフリカの現状を見てしまいました。
さても資源を持って遅れてきた国は本当に哀れな・・・日本は資源が無くて良かった!とは思いましたが、そういう日本は人的資源(勤勉とか器用とか工夫上手とか)は豊富だったのに最近はそれも心もとなくなってきたような・・・お魚を食べないからですよ?
でもやはり一番怖かったのは洗脳されて現実に何万も居るという自分を失って兵士になっていく子供の姿です。
映画では3人の出会いが一つの事実を告発することに繋がりましたが、コネリーさんの演じたジャーナリストは現実を認識しすぎているのでしょうね。ジャーナリストの無力さも。ダニーが死んでゆくのを悟った時の静かな涙は諦念の涙のようにも思えましたから。彼女が世界の良識の力なさを体現しているように見えました。丁度ルワンダから撤退していった報道陣や国連軍みたいに。
イムホテップ?(ハンナプトラの)が掴んだアフリカの土と最後にアーチャーが掬う土の象徴するものがこの映画の骨でしょうか?
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ハッピーフィート

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監督    ジョージ・ミラー
出演(声) イライジャ・ウッド、ロビン・ウィリアムス、ブリタニー・マーフィー、ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマン、ヒューゴ・ウィービング、アンソニー・ラパリア

物凄く楽しくて、物凄く美しくて、「最高にハッピーか?」と聞かれれば「もう、最高にハッピー!」って答えられます。
予告編見たときからこの実写とアニメの境目が分からない南極に心が引き付けられちゃっていましたから(ホントどこからどこがどうなんです?)、直ぐ見に行くつもりだったのが諸般の事情で遅くなりました。
その代わり最高に贅沢な?「レイト・ショー」で見てきました。
何故でしょうね映画は何時に見てもいいものだと思いますが、夜に映画館へ行けると「あぁ、贅沢な楽しみだった!」と、より一層満足するのです。
予告編で「見たい!」となって出かけて「なんだ、いいところ全部予告編で使い切っちゃったんだ!」と、がっかりする映画がたまにありますが、これはありがたいことに大丈夫でした。
「ナイト・ミュージアム」とか「ハッピー・フィート」みたいな映画の場合そういう心配がないとは言えませんからね。
青と白が最高に贅沢なゴージャスな映画でした。
景色の美しさが最高ならペンギンのタップダンスも最高!
子供の頃に最初に知ったダンスがタップダンスですからね・・・フレッド・アステアの映画でです。ジーン・ケリーとかあの頃タップダンスの名人すなわちスターでした。
「タップならできるかも?」と、子供の頃考えたのは・・・そして憧れたのは・・・思えたのは・・・フレッド・アステアのだぶだぶの短めのズボンの御蔭でした?フラメンコとかバレーとか社交ダンスの類はスタイルが実力以上に物をいいそうだったでしょう?
でもズボンの御蔭で「あの短い?足でも!タップは踊れるのだ!」と思ったのです。そう思えたあの頃さっさと習っておけばよかったのにねぇ。
でも、このペンギンの大タップダンス風景の見事さに、又そう思っちゃいました。タップは楽しいわ!映画館の私の列に他に誰もいないのを幸いこっそりステップ踏みながら一人盛り上がりしました。
イヤー楽しかった!手(足)放しで!楽しかった。
あの太い寸胴のペンギンがあんなに体全体で楽しげに表現できるタップって?やっぱり出来そう?ってまた???
音楽の使い方も最初意表を衝かれて、嬉しくなって、乗れちゃった!タ・タノシイ!
だけど魚(食糧)不足と海の汚染は・・・どうにかしてあげたいけれど・・・見物人を呼び寄せちゃったらますます空気も海も南極大陸も汚れるだけなのに・・・困ったねぇ・・・と一寸頭を掠めました。
それでも映画の映像に関しては「見事」しか言葉が浮かばないのね?ええ、そう!「最高!」とね。本当に素敵だった!
声の出演もゴージャスだったでしょう?際立った声の持ち主が多かったので顔が被さりました。イライジャだ!ニコールだ!ロビンだ!ロビンの声大活躍!って感じでしたがあれ?これも?これもだ!と混乱しました。ロビンのあのとさかの立ったペンギンは何ていうん種類のペンギンなんでしょう?整髪料の広告のあのやんちゃなペンギンです。ニコールもブリタニーもいい声だぁ!
アンソニー・ラパリアの声が分からなかったなぁ・・・と、映画館を出て、途端に気が付きました。分かるわけないじゃん!あおい輝彦の吹き替えの声しか知らなかったんだから!
「FBI失踪者を追え」のアンソニー・ラパリアですよ、ね?
あ、それでマンブルの子供の頃の声、誰です?イライジャじゃないでしょう?あのハスキーチャーミングヴォイス誰でしょう?一寸魅惑されているのですけれど。
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ブラックブック

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監督  ポール・バーホーベン
出演  カリス・ファン・ハウデン、トム・ホフマン、セヴァスチャン・コッホ、デレク・デ・リント、ハリナ・ライン、ワルデマー・コブス、ミヒル・ホイスマン、ドルフ・デ・フリース、ロナルド・アームブラスト

スピルバークの「シンドラーのリスト」、ポランスキーの「戦場のピアニスト」に続くバーホーベンの「ブラックブック」っていうコピーの下の写真は美しい女性と二人の男性。その一人ナチの軍服のふっくらと上品なハンサムな男性は見たことあるぞ?
・・・ん、「飛ぶ教室」の・・・ケストナーの名前を思い出せば、磁石に吸い付く鉄くずみたいなもので・・・
もっともこのセバスチャンさんを見た、新しい「飛ぶ教室」は原作に忠実というわけではなかったので、帰ってきて直ぐ本を読んで元の感動を取り戻したんでしたっけ。
最初に主人公を演じたカリスさんを見た時、とっさに思ったのは「美人じゃない!オランダ人なのに?」と失礼千万!
オランダって行ったことがありませんし、オランダ人って余り知りませんし・・・でも日本人が外人に抱いていた「赤鬼」の印象はオランダ商館のオランダ人から来ているのでしょう?オランダ人て赤ら顔の大男か大女のイメージが私の中に有ったんですね。最初に見たオランダ人はへーシングさんでした、多分、だからね!

それはそれとして、冒頭に上げた二つの映画とはただ第二次世界大戦下のユダヤ人の物語という共通点だけで、それなら他にも映画はあるのに、又なんでこの大作を列挙したのでしょうね?
もっとも私はそれに釣られたのですけれど・・・釣られて良かった!
これはあの困難な時代を背景にした波乱万丈の恋愛物語でした。
ロマンチックな気分が凄く刺激されましたが、憧れの?レジスタンスは地に落ちました。
物語で言えばレジスタンスものってスリルの極みでも有るし正義の極みでもありますが・・・普通は。でも実際に人間が複雑な状況下でありとあらゆる権謀術策を弄して地下で行うものである以上、裏切りもまた術策の一つなんだ・・・と。人間の濃密な縮図世界なんだ・・・と、映画の中で納得しちゃいました。
その意味でこの映画は戦下の「ロミオとジュリエット」に終らず濃密なものになりました。
戦時下のユダヤ人といえば・・・あの当時ポーランド・ドイツ・オランダ・ロシア・・・あの辺りにいた全てのユダヤ人に困難・波乱・悲惨極まりない生死を賭けた物語があったと思います。よく知っているアンネ・フランクのように。
そのユダヤ人とナチの将校との愛は究極の?「ロミオとジュリエット」です。それにオランダレジスタンスの腐敗部分を重ねた構造、そしてイスラエルのキブツで暮らすユダヤ人に戻ったラヘルを見せることで・・・(イスラエルってまだまだ混沌の真っ只中ですから)ラヘルの人生はまだまだ波乱の予感・・・を印象付けて・・・ユダヤ人の普遍の一つの姿を描きだして、前半は重厚な愛の物語になったと思いました。
そして後半ムンツェが捕まってからの畳み込み方はナチの終息と響きあってスリリングでドラマチックでした。オランダの熱狂!時代の雰囲気が見事に現れていました。
ただセバスチャン・コッホとトム・ハフマンの配役が俳優さんの魅力のせいで?途中直ぐ裏切り物は誰だか分かってしまったのが残念!「絶対こいつだよ、上手に生き残って行くじゃないの・・・」と顔を見るたびに怒っておりましたよ。
それにあの能天気な?時代の子?ハリナ・ラインさんが演じたロニー?何であんな危険を犯す気になったのかその必然が今一分からなかったのが気になっていますが。
こういう言い方もどうかと思うけれども、見ごたえのある映画で楽しめました。なんと、「ロマンチックな夜だったわ。」と思って帰ってきましたもの。
ミヒル・ホイスマンって言う人かなぁ?最初にラヘルを助けてくれた青年、又何かで見ることが出来るかなぁ・・・?
音楽も印象に残っています。エリスの歌はディートリッヒを思い出させましたね。リリー・マルレーンとか。
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パフューム/ある人殺しの物語

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監督  トム・ティクヴァ
出演  ベン・ウィンショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド、アンドレス・エレーラ、サイモン・チャンドラー

厭なものを見ちゃいました、生理的に相容れないという感じです。
猟奇、倒錯、怪奇、醜悪・・・
その対極の奇妙な美と誘惑・・・も!
ですから、勿論見てよかったところも有りましたよ・・・映画はどんな映画でもそうです。楽しめるところは必ずありますから。
その意味では良くも悪くも映像の力には圧倒されました、最初から最後まで。
でも私はこの映画を好きとか良かったわとか素直な言葉ではお薦めできないと思いました。
楽しみたいというだけでなく、美醜・善悪を超えて映像・音楽・配役・演技に、映画という総合芸術に、浸りたいというのなら勿論話は別ですが。
やはり好悪という点では後者になってしまいます。
同じ監督の「ヘヴン」の終章の映像の美しさを思うならこれはまさに「ヘル」で始まりました。
導入部のパリの悪臭までもが確かに漂ってくるような描写は圧巻で、18世紀のパリ、その不潔感、パリ市民の生活環境の悪さと貧困はその後のフランス革命の必然さえも伺えるような確かさでした。
物語的にはこの主人公に感情移入、共感出来ませんでした。ある種同情の気持ちはあったのですが、多分彼はそんな気持ちははなっから理解できないでしょうし?必要もありませんね?
彼の育った環境は、又はそれから生ずる不潔さの中では彼を無臭の人だったとはとても思えなくて、このシチュエーションはただパフュームというものがパリで何故絶対的な必要があったかを理解させるために無理やりこじつけられたような気がしてしまいました。
無垢なら染まりやすいのじゃないかしら?むしろ悪臭を嗅いで育ったのですから彼自身悪臭に染まってしまいそうです。あらゆるものの匂いをかぎ分けるときのグルヌィユを見ているとなんかぞーぉーっとします。私も得たいの知れない動物に嗅がれている様な気がして。
あの時代、あの環境、あの生育状況、パヒュームの力を借りなければ、まともな鼻を持っていたら生きてはいけなかっただろう・・・って。
大多数の人、下層階級の人には悪臭の中こそが世界だったのでしょう?だからこそこの時代にはパヒュームは力であり魅惑そのものだったのでしょう?そして何も持たない彼はそれに恋焦がれたのでは?
正反対の体臭を持ったもの同志が恋に落ちると言うでは有りませんか?それならばこの体臭の無い青年を愛する者にはこの世では巡り会えないと言うことでしょう。だから彼が究極に求めた物はただ恋をした?体臭に焦がれた?女性の単なる匂いだけではなく、彼女の放つフェロモンだったのではないでしょうか。
男でもいい!女でもいい!年齢も立場も何も無い全ての人間に働きかけるフェロモン!それが彼の究極に欲したものだったのだと私は思いました。
不気味でしたが、死体の美しさ、最後の司教までも巻き込んでの集団場面のおぞましさ、は私には目を背けたい以外の何者でもありませんでしたし、特にリックマンさんの演じる父親の最後の表情は地獄の業のようで怖気を奮いました。それは最愛の娘の純粋な香りの中での恍惚の様でもありましたが。でもだからこそ彼が生まれ来たところへ塵芥の様に帰っていったのは禊ぎのようで、これしか救いは無かったと妙な納得をしました。
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不都合な真実

映画タイトルINDEX : ハ行 10 Comments »

監督  デイヴィス・グッゲンハイム
出演  アル・ゴア

さて、これを書こうと思った矢先、今朝ですが、アル・ゴアさんの「不都合な真実」というニュースが各チャンネルで流れましたね。
アル・ゴアさんは大統領選には絶対出ないと明言しているにも関わらず、まだ政争とは無縁ではいられないようです。
って、無縁なわけないか!これだけこの作品が世界中の多くの人に見られると「環境・気候クライシス」は政治の最優先?争点にならざるを得ないでしょう?
ブッシュ陣営(京都議定書を批准せず、石油ジゴロ?族として知られる)としてはゴアさんによって目をそちらの方に向けた衆愚?を何らかの方法で?どんな手を使っても?「違う方に向けたいに違いない!」と、思って私は今朝のニュースを見ていたわけですが。
どちらにしてもゴアさんも一応足元を見なくちゃね。
さて、衆愚と言えば私・・・たち?(ごめんなさい!)笑っちゃうようなおばさんたちですよ。
だって渡辺淳一の話題から入ったのです。
「ねえ、渡辺淳一の映画やっているって、誰か見た?」
「渡辺淳一大嫌いだもの、絶対見ない。」
「私も嫌い!」「私もよ。」「色ぼけって感じがするの。」・・・
結論「女の人で好きな人一人も知らないのに何で映画化されるんだろうね?」「男が見たいんじゃない?」云々云々・・・で、私思い出しました。京都で10歳以上も年上の友人がいました。
「「失楽園」の映画のチケットを貰ろたんやけど行かん?」と、誘われて映画を断ったことの無い私は喜んで付いて行きました。見終わった後、彼女は平謝りでした。「なんてものに誘っちゃったのやろ、奥さんにこんなもの見せてしまって、ご主人に申し訳がたたん。悪いことしたなぁ・・・気持ち悪いもん見せてしまったなぁ・・・こんなんやて知らなかったんや、堪忍。」「私内容知っていたわよ。だから全然悪いこと無いわよ。」「へっ?知ってたのに行ったん?」
だからと言うわけでもないのですが、
「その対極といったらなんだけど・・・ゴアさん知ってる?」
「あ、それ見たいと思っていたのよ。」というわけで、とんとん拍子に私たちはいつものおしゃべり三昧の時間をゴアさんの「不都合な真実」に振り替えたのです。
見終わっていつもだったら別かれる時間に「感想話しあいたいわね。」で、喫茶店へ。
盛り上がりました!
「こんなにいい男だったかしら?」満場一致!っていうところからなのがおかしいけれどね。
実際自信たっぷりに講義しているゴアさんの信念の揺らぎの無さも、話術の上手さも本当に魅力的でしたし、私たちの温暖化の意識が環境・気候クライシスにまで容易に高まったのは押して知るべし!
翻訳の字幕でなかったら、もっと笑えていたかもしれないと言う感じでしたね。こんな風に講義を内容を上手に人に伝えるスキルをもっと学校の先生方にも学んでもらいたいものです。
私たち皆、すとんとゴアさんの手中に落ちました!
実際こういう意識は庶民全てが意識に刻み込んで「小さいとこからこつこつと?」誰かさんみたいに?励まないといけません。
世界中で「こつこつ」?凄いじゃないの!
「あなた何枚着ている?」「薄着ねぇ・・・」「もっと着て、室温下げるのよ!」「ハイ!」「この間レンタカー始めて軽借りたわ。」「私もそれでいいと思うのだけど旦那は嫌がるのよね。」「軽で十分よ、旦那に否応言わせないのよ。」「うちはもうずっと前から旅行のレンタは軽にしてるよ。」「自分の家のもそうすべき!ハイブリットならいいか?」
ありの一穴が肝心!と私たちは衆議一決!
「アメリカが彼を大統領に選出していたら、今どんなかしらね?」
いやでもそう思ってしまいますよね。
そしたら空港、ポリ容器もまだ素通り出来ていたかも知れません?
こんなにたくさんのテロ被害者は出ていなかったかも知れません?
「たられば」は有り得ませんが、でも・・・残念に思っちゃいますよね。
そして「たられば」と言えば「ボビー」もう公開してますか?
「ボビーが生きていたら・・・」というのも「たられば」ですが、そう思っている米国人たちって凄く不幸なんでしょうね。
都民がそうならないように?私の都知事選の1票も大事!って事です。

先々週息子が本「不都合な真実」を貸してくれました。2泊しかその本は我が家に滞在しなかったので、私はまだ半分しか読んでいませんが、まじめなオバサン集団はどうやら本も読むようですよ。
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